デイ・バラ兄弟の六男レイノルド、足が悪いことが心の枷でイジケ虫のようになって、自分には女は無理だと。多感な時期の心無いセリフに傷ついた過去も影を落とす。
絵はきっちり。ストーリーが少々物足りない。
ロマンスややテンション低く、特に騎士の
クセに剣術や男性としての自分に自信が持てないところが、中途半端に見た目の男っぽさを裏切って終始卑屈。
それもまたキャラ設定なのだから仕方ないが、兄弟の中でのレイノルドのポジションが、当人の思いとは異なる兄弟の視線、兄弟のサポート、そこは、本来「実は」という要素で家族の愛情が美しいシーン、描かれ方にドラマ的盛り上がりを作ってくれてもよかったように思う。
二人の気持ちの描写も、言葉の説明はあるが、もう少し視覚的に欲しかったように思う。
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