現在シリーズ4冊、完結?続く?かは不明な各巻でキリの良いエンド。
202,193,185,194ページ、すべて表題作。
<1巻:海辺のエトランゼ→2巻目以降:春風の〜>
当初、1冊目の海辺の〜だけだと期待ほどじゃなかったと残念に思
いましたが、続編春風の〜も読みすすめたらそんな気持ちも薄れました。
元が読みきり短編だったのが延長。
そのせいか、長編目的で描かれた続編、2冊目以降の春風の〜からが読んでてしっくりきて面白いです。
作者さんの作風でしょうが、雰囲気がすごく良い!
田舎のほのぼのとした日常。
背景の雑然とした家の中や風景とか、すごくらしくて情緒ある邦画のよう。
確かに絵(顔)が幼いけど、雰囲気にあってるのでそこはイイ、気にならない。
けど、なんだろ?
海辺の1冊だけに限って言うなら、雰囲気だけで話が進んでいて唐突に感じる展開、説得力がない、状況がつかみにくい。
登場人物たちが見目が可愛い(幼い)のは画風だからさておき、みおは学生上がりだとしても、他の人間、シュンや彼の幼馴染の年齢が不詳。
10代じゃないはずなのに、言動・展開に成人らしさがないから(絵が可愛らしいだけに)皆10代の学生に見えちゃう。。
イマイチ読み応えがのれんに腕押しみたいに、ぼんやりぼやけた印象の読後感でした。
(ここまでは海辺の〜、の1冊だけを読んだ感想です)
ちなみにシュンの年齢は続刊の春風で出てきます。
2冊目春風からはストーリーもしっかりしてて、海辺で読んでる時のような違和感もなく、普通に面白かった。
春風からは小さい弟フミくんも登場、にぎやかで絵と話の雰囲気があってて、読んでてすごく楽しいです。
ただ、みおのイメージが1冊目海辺の最初とは変わってきてる気がした。
明るく前向きになってて、それならそれでいいんだけど、だとしたらその変化の成り行きをお話に入れて欲しかったな。
いろいろごちゃごちゃな感想になっちゃいましたが、せっかく読むなら続きと合わせて一緒に読むのをオススメします。
ただしお話自体、各巻で読了してもキリの良いエンドですので最初から全巻そろえる必要はなく、面白かったら1冊ずつ買い足して続編を楽しめるから、読みやすい。
さて、4冊目が出て久々に全巻読み直し。
これ、まだ続く??
ぜひとも続刊欲しい!
*再読後、投稿編集済み。
もっとみる▼