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夜はともだち 1巻
1巻完結

夜はともだち 1巻

675pt/742円(税込)

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作品内容

いたぶること、唯一ゆるされた愛しかた。ノーマル似非S×真性ドM。――顔は可愛いのに、無口で無表情でミステリアスな飛田(とびた)くん。飛田くんが、実はゲイでドMだと知った真澄(ますみ)は、好奇心からサド役をかってでることに。プレイの終了は2人の繋がりも解消されるとき。しかし真澄はプレイメイトという限定された関係以上を期待するようになって──。「SとM」。役割以上の繋がりを求めてはいけない…?

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作品ラインナップ  全1巻完結

レビュー

夜はともだちのレビュー

平均評価:4.5 170件のレビューをみる

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高評価レビュー

みんな違う惑星のエイリアンズ
鎖に繋がれたマッチ売りの少年みたいな仄暗い表紙に躊躇いましたが、読み返す度に作品世界に引き込まれ、じわじわと心に沁み入る秀作でした😊 噛み合わない2人の心模様、心地好くないはない浮遊感、独特なエロチックさを絡ませて『分かりずらさ』で魅せる中々他にない感性をお持ちの作家さんだと思います。凄く好き。大学生の飛田と真澄の交わらないS(N)とMの境界線のお話。行間を読ませて目で語る、飛田と言う掴み所が無くて得体の知れない宇宙人。P.45の抱き締められた際に見せた 温もりを拒絶する様な醒めた目、触られてスイッチが入る目の対比が何ともジワる。淡々と、どこか空虚で乾いた関係も『プレイ』としてそれなりに愉しんで消化出来ていたのに、お互いの心が近くなる程に溝が出来て『違い』を感じてしまう。温度の違い、距離感の違い、感覚の違い、『普通』の違い、性癖の違い。交わらない、交われないものは存在する。苛立って八つ当たりしているのでさえも飛田にはご褒美で、そんなの飛田には関係なくて置いてけぼりで、淋しくて怖くて、真澄の心は擦り減るばかり。慣れないよ、人を傷付ける事なんか。したくないよ、もう『プレイ』じゃないから… あぁ 飛田と言う真っ暗な宇宙に飲み込まれてしまいそうになる。何か吸引力でもあるのかな?沢山の『佐久間さん』を飲み込んではダメにして来たんじゃないのかな?でも 今迄の飛田ならば「終わりにする?」なんて聞かないで切っていたかも知れない。興奮のないSEXならシなかったかも知れない。あのまま明け方に黙って部屋を出て行ったも知れない。真澄を夢に見て反応する身体で心のスパークルに気が付いた?凄く難解な言い回しの「金星みたいだ」と言った瞬間に 飛田の惑星の軌道は変わったんだと思う。かなり分かりにくいけれど、確実に。一貫して無口で無表情で低体温生物だったのは、ラスト7Pを描く為のプロローグだったのでは?と思える程に、殻を破って想いをぶつける飛田に心を揺さぶられました。あんなに「ぎゅっ」にグッとくるなんて。あんなに堪らなくさせる涙があるなんて。…可愛いよ、飛田。違う惑星の住人だけど『好き』と言う共通思念を核にして、きっと2人なりの宇宙を創っていけると私は信じたい。最後に 表紙と裏表紙の2人を向かい合わせにして見ると、あの手が何を求めていたのか、この出逢いがどんなに尊いものか分かった気がします。あぁ 暖かく眩しい 明けの明星よ♦
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3件
2024年1月24日
SMを通して描く、交わらぬ両想いのお話
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者の、仄暗く寂しげな絵柄とテーマがマッチした素晴らしい作品だと思います。
そして、本作は、SMを描いているようで実は「SMに嵌まれない苦しみ(性的嗜好の不一致)」が主題であり、普段SMジャンルを理解し難く感じている人にこそ刺さるストーリーなのではないかと思いました。

プレイを器用にこなしていく真澄の人間らしさと対比して、プレイの時以外は打てども打てども響かない飛田の空虚な態度に、なんという交わらなさ…と焦燥感が高まります。「飛田くんとセ◯クスをしてた」ではなく「飛田くんの身体とセ◯クスをしてた」という表現。真澄の夢を見て髪を切ったあの日、飛田の愛は高まり、真澄はいつになく疲弊している。飛田のいう「恋人」と真澄の思う「恋人」が同じ言語とは思えないほど乖離している。5話あたりの絶望からの6話では泣いちゃいましたね。ボーナストラックの飛田の愛らしさも、この宇宙人、人間に擬態するの上手くなったな…ていう残酷さを感じた。飛田よ、真澄になんて甘美な毒を与えるのか。その先は地獄だよ。

結末の受け止め方は人それぞれだと思いますが、私はバッドエンド、と思いました。2人の性癖の違いは乗り越えられない壁で、真澄の行く末は佐久間さんでしょ。佐久間さんになりたくないから飛田を手放したのに、それなのに飛田ったら…。これは破滅へのカウントダウン。飛田はなぜ真性Sの恋人に出逢えないのか。Sじゃない人達をこんな風に沼に嵌めたらダメ、悲惨だから。宇宙人みたいで、謎めいていて、魅力的な子なんでしょうね…。

エチシーンは、SMプレイもノーマルプレイもありますが、2人の快楽が同じところに無いので、ひたすら物哀しく美しいエチシーンです。作者さんの身体の描き方好きですね。
こんな切ない心と身体の一方通行を描けるなんて、やっぱりこの作品は秀作だと思います。
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23件
2022年6月15日
解釈が難しいけど好き!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ どMで何考えてるか意味不明な飛田くんとSっけより優しく愛する恋愛が好きそうな真澄の話。
性癖が違う二人なんだけど、真澄は飛田くんがすきなので頑張ってS、Mします。飛田くんが、「親に虐、待されたから何かあったからこんなふうになったと思う?違う、ただ痛めつけられたら興奮する、好きなだけなんだ」っていう場面があり、何か闇を抱えてるわけでなくもともとの性癖なのに誰もわかってくれない‥と。でも真澄はそんなよくわからない飛田くんの全てを愛してるので、それよりも知りたいことがあると。そんなことよりもこの関係に「好き」がないことが辛かったと伝えます。
最後はハッピーエンド。お互いの性癖を日替わりでするのかな?と妄想します。
元彼と香澄の違いは何か。
元彼は愛してるから飛田くんのどMの闇(暗い過去)を知り、癒したかったんだと思う。けど、飛田くんからしたら別に家庭環境が悪くてこんな性癖になったわけではなく理解されないと感じた。香澄はどMとかより、飛田くんが自分を好きかどうかしか興味がない、飛田くんの性癖は気にならない。だから飛田くんは香澄といると心地よかったのかなと解釈。
お互い会話が多いわけじゃないけど雰囲気がいいなーと。作者様の見せ方、絵が凄く好きになりました。
いいね
1件
2021年8月26日
明るくても見える星
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 台詞もつらつら吐き出されるモノローグの思考の流れもとても滑らか。ふむふむ言いながら読みつつ行為はまあまあ過激。首絞めはSM関係なく割とポピュラーかと思うけど、縄で首吊りの真似事は普通なんだろうか?
最後の夜に真澄のやり方での行為では飛田がイケないのがホッとした。こーいうのでロマンチックに恋人エッチでイケました!てなりそうだし、そんな簡単なもんなのか?(知らんけど)てなっちゃう。だってそれくらい楽じゃないから犯罪にも繋がっちゃう性癖に苦しんでる人が沢山いるわけじゃん?恋愛だけがゴールとは限らんのがエロスだろ、とか思う。飛田も言ってるけど原体験がギャク待とかじゃなくてもともとの性質だってあるじゃん。…と痒いところに手の届くお話だった。このお話のハッピーエンドは大歓迎ですが。そうです、飛田がめっちゃ好きなんです。良いお話でした。
それと絵がとても好みでした。影とか黒とか。夜の真っ暗闇が2人のことを上手に隠してるみたいで好きな組み合わせでした。だから一等強く光る星が道しるべみたく輝いて、昼間にもずっとそこにあるから迷わずにいられるんだと思います。
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3件
2024年8月19日
薄暗い空に光る金星
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 200ページ。
こういう仄暗い雰囲気は男同士ならでは。底知れぬ宇宙のような飛田に対して、真澄が全身で突き進んで行くのが良い。Sのように振る舞いながらも大事にしたい、大事にしたいから相手の望むようにSとして振る舞う、真澄の苦しみが澱のように溜まって作品世界の闇を深くしている。
過去の話を描写しないのもこの作品には合っていて、とにかく全体的にはっきりしない夜の中で、真澄の目だけが光っている。
ずっと暗い世界ですが、そのまま終わらず明けの明星を見せてくれたのが嬉しい。夜の世界に居る飛田が真澄という特別な金星を得る、美しい希望の物語でした。
金星って明けの明星だし、一番星だし、もう飛田ったら真澄のこと大好きじゃんねえ。
((2022.5追記))たくさんBLを読んでいる中で編集側の仕事について考えたりしているのですが、この作品に関しては担当さんがかなり良い仕事してますね。あとがきにある、飛田を友達のいない子にする提案は有能超有能。二人の対比が際立って、この作品を名作にまで引き上げる一助になったと思います。
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7件
2021年12月5日

最新のレビュー

こういうのを読んでたい
絵柄も相まってか、物語は全体を通してすこし暗くて単調な感じで進んでく。プレイは結構過激め。登場人物の心理描写とかセリフとか全部良くて一気に読んでしまった。切なくなったりちょっと嬉しくなったり。1冊の満足度高い!!
いいね
0件
2025年5月6日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

SM仲間だったけど…
設計:じゃっくさんの奴隷(シーモアスタッフ)
普通のイケてる大学生・真澄はドMでゲイの飛田くんのために縛ったり責めたりS役をしてあげる関係。真澄の言葉責めが最高で、緊張感のあるシリアスなSM描写が見どころ!ミステリアスな飛田くんへの好奇心が徐々に恋心に…井戸ぎほう先生のダークでポップな筆致が奏でる男子大学生たちの心の機微。

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