最近、「とりかへばや物語」を元にした漫画を読みだしたら、氷室冴子さんの「ざ・ちぇんじ!」も読み返したくなったので購入しました。
中学生の頃、何度も読み返した本ですが、今読んでも面白いですね〜。
本当に文章がコミカルで、読む毎に吹きだして
しまい、なかなか進まないほど。
「なんて素敵にジャパネスク」も大好きでしたが、氷室さんの描く平安時代のお姫様は身近に感じる事ができ、ワクワクしながら読んでいました。
これらの作品のお陰で、古文の授業も楽しくて、夢中になって受けていましたね〜。
表題作「月の輝く夜に」は初めて読みましたが、すごく良かったです。
こちらは大人の自分だからこそ、じっくり味わえる作品だと思いました。
それぞれの登場人物のやり切れなさや、哀しさが胸に響きます。
十代の自分だったら、絶対に嫌だろうな〜と思う有実が、今の自分にはきゅんときました。
他には、「少女小説家を殺せ!」「クララ白書 番外編」が収録されています。
ほとんど「ざ・ちぇんじ!」がページを占めているのですが、上下巻収まっている為、紙の方だと3cmくらいの厚さがありました。
ちょっと携帯するには厚すぎる感じだったので、持ち歩きたい方は電子書籍の方が便利だと思います。
もっとみる▼