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萬葉集釋注一(集英社文庫版)
10巻配信中

萬葉集釋注一(集英社文庫版)

800pt/880円(税込)

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作品内容

戦後の万葉研究の第一人者による、初めての個人全注釈の文庫版。隣接諸学との多様な交流の成果も踏まえた、現代万葉学の集大成。一群の詩の背景、状況をいきいきと語る歌群ごとの釈注。新鮮な感動を呼び起こす充実した内容。『万葉集』は、5世紀初頭から8世紀中葉まで、およそ350年にわたる4500余首の歌を収める。本書第一巻は、白鳳期(629~710年)、いわゆる万葉第一・二期の中核的古撰集である巻一と巻二とを収める。宮廷の儀礼・行幸などにまつわる「雑歌」(巻一)と、万葉びとの愛と死を奏でる「相聞」「挽歌」(巻二)とは、『万葉集』の基本的な三大部立で、以下の巻の規範となった。額田王、柿本人麻呂たちの作品が天皇の代ごとに配列され、躍動的な白鳳歴史絵巻を繰り広げる。【文庫版:リフロー型】

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レビュー

萬葉集釋注(集英社文庫版)のレビュー

平均評価:5.0 1件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 新元号発表からの無料分
    もんたちさん 投稿日:2019/4/6
    万葉集関連を色々立ち読み。 個人的に正岡子規の「万葉集を読む」は学無しの私には難しすぎ。 他の解説本は、アカデミック。 家にあった岩波の万葉集も古文の教科書見るよう。 そんな感じでたどり着いた。 冒頭に、伊藤博先生の御子息のまえが きがある。 大学教授の父という家庭環境の話にあるあるっすなぁと思う反面、生涯研究に費やす執念や愛に畏敬の念を抱くとともに、どの研究者にも必ず訪れる道半ば。 御子息がその道、志を継ぎ文庫本化が成立した話には心打たれた。 そんな感じでまえがきから好印象。 そして、実際に読んでみると、万葉集研究の第一人者でもあられた伊藤博先生、日常接点が全く無いレベルの存在、しかし、内容は非常に読みやすい。 田辺聖子さんが小説のようと言ったらしいが、そんな感じで読める。 アカデミックな面はもちろんあるが、現代と異なる文化、意識、それでいて変わらぬ恋心、その一端に触れるのは面白くもあった。 ちょっと量あるので読むのは流石に覚悟がいるが、万葉集関連を立ち読みするだけでも解釈に違いがわかって面白い。 その最初の入りとしてもとても読みやすいと感じました。 もっとみる▼

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