この機械、人類の敵か、味方か?
ビジネスや雇用はどう変わるのか?
単なる3Dプリンタの解説にはとどまらない。
プラットフォームとしての3Dプリンティング技術が
これからどのようなイノベーションを巻き起こすのかを描いていきます。
かつての蒸気機関や自動車、パーソナル・コンピュータのように、
経済社会をどのように変えていくのかを展望します。
たとえば、次のような論点をカバーしています。
・3Dプリンタは既存の大量生産をどう変えるか?
・3Dプリンタは人類の雇用を奪うのか、創るのか?
・3次元の優れたデザインソフトができたとき、何が起きるのか?
・軟骨や心臓弁、腎臓のような「究極のカスタマイズ臓器」を創れるか?
それを創れるようになったら医療はどう変わるのか?
・加工食品ならぬ、合成プリント食品ができるようになったら、
食卓に何が起きるか?
・小学校、中学校、高校に3Dプリンタが来たら、教室はどう変わるか?
・3Dプリンタは地球温暖化問題にどう貢献するのか?
・武器や違法ドラッグが3Dプリントできたら、社会はどうなるのか?
もちろん、3Dプリンタでこんなものがつくれる、という刺激的な話題もカバー。
大人のオモチャを自宅でつくれるようになったら、
3Dプリンタは爆発的に普及するかもしれない、と著者たちも
言っています(アダルト動画でインターネット時代が花開いたように!? )。
フリー革命、メイカームーブメントの先に何があるのか?
世界変化の大きなトレンドを感じさせる一冊です。
【主な内容】
第1章 なにもかもSFになる
第2章 ほとんどなんでも作れるマシン
第3章 デザインと製造の変革:良い、速い、安い
第4章 明日の仕事と経済はどう変わる
第5章 層を積み上げる:機械的な仕組み
第6章 次世代のデザインソフトを求めて
第7章 「生体インク」でバイオプリンティング
第8章 食のデジタル:フードプリンティング
第9章 教室のなかの工場:新しい学びの扉が開く
第10章 新たな美:制約からの開放
第11章 グリーンでクリーンなものづくり
第12章 所有権、安全性、法律のニューフロンティア
第13章 未来をデザインする発想とツール
第14章 この先に何が起こるか