最近、パパがよく物を忘れる。妻の受け応えにずれがある・・・。家族に始まった認知症のサイン。あなたはそのとき、どうしますか?たいせつな人が認知症になった時に、介護する側のあなたが状況に対処し、支えてゆくためのこころにひびく珠玉のアドバイス集。認知症の家族を介護するさいの基本的な心構えと、「すべきこと」「してはいけないこと」の大枠を短いフレーズのつみかさねで教えてくれます。「良識」と「ユーモア」と「愛」をキーワードに、詩のようにつづられた、患者とともに明るく生きるヒントがいっぱいにつまった一冊です!●頭でっかちな知識も、「こうでなくちゃダメ」「私がなんとかしなくちゃ」って思いも、手放そう。●ユーモアのセンスがあれば、きっと救われる●「恥だ」という気持ちは伝染する。あなたが病気をはずかしく思っていたら、本人もそう感じるようになる。●そして、覚えておいてほしい。その人は、突然おバカさんになったわけじゃない。忘れんぼになっただけ。●だから、一緒にいられるうちに、「大好き」って毎日いってあげよう。むこうは、忘れちゃってるかもしれないからね。(本文より)