初作家さんでしたが、タイトルから和やかな雰囲気が漂ってきましたし、猫好きとしては読まずにいられませんでした。普段の(というか書かれる分野の傾向)作風が分からないので大きなことは言えませんけど、この作品はコミカルだけど文章も設定もしっかりして
いて、面白くて読みやすかったです。話の主旨とは違うところで起こる巷の話題…「犬派・猫派」や「2歳児・魔のイヤイヤ期」などの絡みは、意外にも真を突いている気がして、なるほどなと思いました。晶川の本屋敷の手懐け方は、編集としても恋人としても天晴れで、見た目と違うパワーバランスに笑ってしまいました。他作品にもトライしたい作家さんです。
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