作家買い。カバーもかわいいので購入。第一弾は社長、第二弾は秘書室室長、そして本作が弁護士さん。この３人が友人同士という設定なので、とりあえずこの第三弾で終わってしまうのかな？
女嫌いのヒーローは、友人（第一弾の社長）の秘書であるヒロインと
体を重ねるだけの関係。でも、女嫌いなはずなのにヒロインにだけは最初から心を許していて、互いに良き理解者であり、最高のパートナーであることを確信していきます。でも、だからといって簡単に「付き合ってください」とは言えないのが大人の恋愛。その葛藤を見事に書いてくれるのがさすが、西さんです。
弁護士という仕事柄、いつもは理路整然と俺様な態度なのに、ヒロインの前では子供っぽい一面を露呈していたり（本人は無自覚）、ヒロインの葛藤も女性として大きくうなずける部分がありました。クライマックス、情景が目に浮かぶほどの描写力で思わずうるっときてしまいました。第一弾から読み直すと、また違った楽しみ方ができると思います。
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