[特集]「2018年の視点」
立憲結党でみえた理念追求の機運
政策体系構築につなげ野党再建を
山口二郎(法政大学法学部教授)
「戦後レジームからの脱却」は駄法螺
自称保守と花畑左翼の知的劣化
適菜 収(作家、作詞家)
貧困は誰もが陥る可能性
「流行りもの」超え、構造解決を
雨宮処凛(作家、反貧困ネットワーク世話人)
近代システムの終焉を迎える前に
日本は米国の要求を受容し続けるのか
水野和夫(法政大学法学部教授)
憲法改正で護憲派がとるべき政治戦略
カネかかる改憲、生活リアルで訴えろ
五野井郁夫(高千穂大学経営学部教授 政治学)
〈インタビュー〉
「中抜き政治の時代」を正面から受け止めよ
ポピュリズム現象にみる情報革命の衝撃
水島治郎(千葉大学法政経学部教授)
対話で「核放棄」は現実に通用せず
「核持つ北朝鮮」を前提に戦略議論を
牧野愛博(朝日新聞ソウル支局長)
イスラームに怯える欧州の反統合
裏切りの連鎖で崩壊する中東
内藤正典(同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授)
「保守リベラル」は再生可能か
カギは地域での課題解決にあり
宮本太郎(中央大学法学部教授)
[第2特集]「衆院選はどう報道されたか」
【総論】
選挙報道の「質的公平」は満たされたか
「解散検討」の報道から37日間を検証
音 好宏(上智大学文学部新聞学科教授)
【テレビ編】
逆風の中でも小池氏が関心の的
情報番組が「劇場化」を後押し
水島宏明(ジャーナリスト、上智大学文学部新聞学科教授)
【新聞編】
「改憲」「北朝鮮」重視は各紙で共通
投票行動には核ミサイル問題が影響
小此木 潔(上智大学文学部新聞学科教授)
【ファクトチェック編】
政治家の「嘘」とメディアを検証
FIJの活動から見えたもの
楊井人文(ファクトチェック・イニシアティブ理事兼事務局長、日本報道検証機構代表理事)
与野党へのファクトチェックで
政策立案能力の差が見えた
立岩陽一郎(ファクトチェック・イニシアティブ理事、「ニュースのタネ」編集長)
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【白虹事件から100年】
いまも変わらない言論弾圧事件
自由を圧迫する「社会的なるもの」
辻田真佐憲(作家、近現代史研究者)
【日韓中テレビ制作者フォーラム報告】
テレビ番組と文化の交流・協力の現状
「共通性」の認識にはそれぞれの視点
黄 盛彬(立教大学社会学部教授)
〈連載〉記者講座 道徳的な難問を考える(2)
▼記者が泣くとき怒るとき
冷静で偏見のない取材は必要だが
涙や怒りの感情を押し殺す危険性
畑仲哲雄(龍谷大学社会学部准教授)
〈連載〉「政要事情」―若手研究者の目(7)
ポスト・イデオロギーは可能か
―2018年政治への期待
佐藤 信(東京大学先端科学技術研究センター助教)
■メディア・リポート
新聞
保育園、小学校、相次ぐ落下物
地位協定の抜本改定へ喚起を
松元 剛(琉球新報読者事業局次長)
放送
衆院選のファクトチェック
感度が低い地上波テレビ
水島宏明(ジャーナリスト、上智大学文学部新聞学科教授)
出版
海外向け版権取引の商談会開催
中小の出版社も翻訳市場に注目
星野 渉(文化通信社取締役編集長、東洋大学非常勤講師)
ネット
クラウドファンディングから見える
未来の「メディア」の本流
高木利弘(株式会社クリエイシオン代表取締役、マルチメディア・プロデューサー)
■海外メディア報告
極右政党が初の連邦議会入り
分水嶺はどう報じられたか
熊谷 徹(在独ジャーナリスト)
■カラーグラビア 写真家の目
脳腫瘍と生きる
今できることを積み重ねる日々―
写真と文=関 健作
朝日新聞全国世論調査詳報
◎2017年11月定例RDD調査