[特集]「原発の未来を追う」
〈巻頭グラビア〉
フクシマ 無窮II
──7年が過ぎて
写真と文=渡辺幹夫(写真家、前朝日新聞ジャーナリスト学校ディレクター)
震災から7年、淘汰される原発
膨らむリスク、失われる「価値」
上田俊英(朝日新聞編集委員)
3・11後に高まった原発への関心
「科学技術の現実」見据えているか
武田 徹(ジャーナリスト、専修大学教授)
神話だった「原発が地域経済に貢献」
新潟日報が調査報道で再稼働を検証
前田有樹(新潟日報社報道部記者)
ドイツは脱原発を粛々と進め
非炭素化社会の実現へ向かう
熊谷 徹(在ドイツ・ジャーナリスト)
チェルノブイリ、福島、そして今
原子力記者がたどる原発の変容
竹内敬二(エネルギー戦略研究所シニアフェロー)
フクシマの事故には機敏に対応
削減か存続かで揺れる原発大国
山口昌子(在フランス・ジャーナリスト)
廃炉計画の延長をなし崩しで重ねる政府と東電
「1Fの今」に関心を持ち続けてもらうために
川原千夏子(朝日新聞科学医療部記者)
【パラダイス文書~現場からの報告】
浮かび上がる構造的問題の数々
世界の記者たちの動きも報道
朝日新聞ICIJ取材班
【社会の中の「命令と服従」】
人はなぜ、戦場では殺せるのか
改憲へ動くいまこそ、考える時
松下秀雄(朝日新聞編集委員、ジャーナリスト学校主任研究員)
〈連載〉「政要事情」―若手研究者の目(9)
プラットフォーム間競争の時代
──国家が果たす役割とは
佐藤 信(東京大学先端科学技術研究センター助教)
〈連載〉記者講座 道徳的な難問を考える(4)
▼ジャーナリズムとアカデミズム
敬遠し合う「仲の悪い双子」の関係
求められる記者と研究者の協働作業
畑仲哲雄(龍谷大学社会学部准教授)
■メディア・リポート
新聞
福島第1原発のトリチウム水
海洋放出の是非 議論広げよ
寺島英弥(ジャーナリスト、河北新報社論説委員)
放送
憲法改正とテレビについて
私が知っている二、三の事柄
金平茂紀(TBS「報道特集」キャスター、早稲田大学大学院客員教授)
出版
コミックスでは電子が紙を逆転か
昨年の紙の出版市場は最大の落ち込み
植村八潮(専修大学文学部教授、日本出版学会会長)
ネット
根付くか、AIによるファクトチェック
イタチごっこに終わる可能性も
小林啓倫(アクセンチュア金融サービス本部マネジャー)
■海外メディア報告
政局動かし始めた「#MeToo」運動
社会に広がるバックラッシュ
冷泉彰彦(在米作家、ジャーナリスト)
朝日新聞全国世論調査詳報
◎2018年1月定例RDD調査