先生の大ファンでありながらも、ちょっとふざけた感じのタイトルになかなか読む気になれずに詰んでいましたが、読み始めたら全然印象が違っていて、グイグイ引き込まれる面白さでした。主人公が警察組織の架空の特殊部隊「ウルフ」所属であることから【狼】、
対するターゲットが「赤いコートの男」だからの【赤ずきん】という設定に納得でした。
内容は、世の秩序や正義を守る立場にある警察組織にあって、味方であるはずの身内の中に黒幕がいるかもしれない…みたいな、タイトルでは遊びながらもシリアス・ハードボイルド系の話かと思いきや、絶妙なタイミングで差し込まれる潔癖ギャグに笑ってしまいました。
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