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中国・武漢で発生し、日本へ、そして世界へと拡散している新型コロナウイルス。日ごとに感染者が増え、各国の政治・経済・社会に混乱が広がっている。折しも、中国やロシアが帝国のごとく振る舞い、IT・AI技術が民主主義を揺るがしている昨今。21世紀を生きる私たちは、この危機的状況を乗り越えられるのか――
(『中央公論』2020年4月号特集の電子化)
(目次より)
《拡大する新型肺炎》
●【鼎談】AI社会が直面する見えざる脅威
疫病という「世界史の逆襲」
山内昌之×本村凌二×佐藤 優
●黒死病、スペイン風邪から考える新型肺炎のゆくえ
感染症と文明社会
山本太郎
●新型コロナウイルス肺炎を必要以上に怖れない
新興感染症への備えを強化せよ
岡部信彦
●日本を代表する元・国際公務員が明かす
なぜ中国寄り? WHOの正体
赤阪清隆
●ついに欧州上陸、フランスは今
アジア系の居場所がなくなる日?
辻 仁成
●無茶すぎる推進と、あまりに過剰な抑止
新型肺炎で顕在した“ピーキー”な中国
高口康太
《瀕死の民主主義》
●【対談】都市封鎖、ハイテク監視の合理・非合理
中国は「AI×中華思想」のネオ強権国家か?
岡本隆司×梶谷 懐
●新・帝国時代の秩序なき闘争
中国・ロシア、そしてGAFAの脅威
ニーアル・ファーガソン
(聞き手 会田弘継)
●国際法を凌駕するロシアの「主権」認識
皇帝プーチンの思考と野望
小泉 悠
●【対談】テクノロジーがもたらした分断と監視社会
「民主主義の抑制」が問われる21世紀の政治思想
東 浩紀×山本龍彦
●対EU、国内融和に奔走する立憲君主
ブレグジット後の英国と王室の存在
君塚直隆