最初は伏線か?と思った矛盾や違和感が、特に回収されるでもなく意味があるわけでもなさそうなまま積み重なって、消化不良のような気持ち悪い読後感です。原因は適切でない言葉選びによる筆者と読者の認識の食い違いと、筆者の文章の一貫性のなさ(相手に対す
る人称代名詞すら統一されていない)かな…と最後まで読んでみて思いました。
やたら盛ってる設定もほとんど活かせていないし、文章は説明過多・指示代名詞多用で行間を読む余白もなく、ト書きが多すぎる台本を読んでる気分でした。
魔王が出てくるとはいえ一応前半のメインストリームは刑事物なはずなのに、緊張感もなく淡々と敵のアジトに突入して解決しました、みたいな報告書読まされてる感じで全く入り込めませんでした。
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