昨今、さかんに叫ばれているバズワード「SDGs」。
これが今後の企業経営においてどういう意味を持つか、明快に答えられる人はどのくらいいるだろうか。
本書では、一橋大学大学院特任教授を務め、ファーストリテイリング、味の素などの社外取締役としても活躍する名和高司氏が「SDGsの本質」を明らかにし、欧州、新興国、そして日本企業を例に取り、その先を展望する。章立ては次の通り。
第一章 「SDGs」がビジネスで浸透しないワケ
第二章 CSV発祥の地・欧州に学ぶ「これからの企業」の生きる道
第三章 新興国の名経営者が「利益」より大切にするもの
第四章 「本当に良い服」でCSVを追求するユニクロ
第五章 新SDGsに勝機を見いだせ~変革を求められる商社
これからのビジネスを持続可能なものとするには、SDGsで掲げられた社会課題の解決に立脚していることが不可欠となる。それを実現するのが、本書で紹介する「CSV:共通価値の創造」と呼ばれる経営モデルだ。
これからのニューノーマル時代を生き抜く切り札として、すべてのビジネスパーソンが知っておくべき「CSV経営」実践のための手引書。