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人類にのこされた最後の資源の宝庫として,海にかける期待は各国で大きい.しかし,“母なる海”の現況はどうか.半世紀を海洋研究に捧げた著者は,死に瀕した海を嘆き,人類と海の共栄を悲願して,海を汚すものをきびしく告発してやまない.
目次
はじめに
Ⅰ
海を守る
新時代と海
海洋資源の開発と保全―限界にきた人類
海洋環境の人為的変化
海洋汚染の影響と対策
気候を変える海
Ⅱ
海洋開発と環境汚染
資源の海は狭くなった
漁業の将来―海洋汚染を防止せよ
原子力発電と漁業
低落一途の日本沿岸海水透明度
ヘドロの外洋投棄
Ⅲ
沖縄海洋博とわが国の海洋開発の将来
海洋レクリエーションと観光資源保全
「海の世界」―国際合同海洋科学大会(一九七〇)
第二回国際海洋開発会議(一九七二)し
Ⅳ
海洋汚染と人間の未来
海、その望ましき未来は来るか
未来の海上生活と汚染
自然と人間の回復を―より善く、美しい未来ヘ
結び