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日本は一体どこにいくのか--アメリカ,東アジア諸国,ASEAN諸国の国際関係を国内レベルにまで掘り下げて分析し,一大転機を迎えている日本の役割と選択を構想する.斬新な視角から80年代政治経済の構図を大胆明快に描いた好著.付・読書案内.
目次
序章 国際関係の政治経済学
第一部 官僚制化と私化――日本
第一章 自民党利益誘導の政治経済学
はじめに/ 一 「族」議員の事例研究/ 二 「族」議員のキャリア分析/ 三 「族」議員台頭の諸要因/ 四 移行期にある日本政治体制
第二章 現状肯定の偏差値世代――東大一年生の政治意識――
はじめに/ 一 高所得層から出てくる東大生/ 二 保守化している東大生/ 三 東大生の政策意見/ 四 政策課題のランキング/ 五 しあわせでつまらない日本人
第二部 不平等とダイナミズム――アメリカ
第三章 崩壊するニューディール大連合――レーガン政権の政治経済的文脈――
一 先祖返りの保守主義/ 二 二ューディール大連合/ 三 レーガン政策の帰結と展望
第四章 アメリカ第二革命の対外戦略――ドルの覇権確立への道――
一 石油危機と第二次冷戦/ 二 経済復調への道/ 三 軍事優位の確立/ 四 第二革命への展望
第二部 発展と権威主義――西太平洋諸国
第五章 工業化と権威主義のジレンマ――韓国・台湾政治経済の構図――
はじめに/ 一 経済発展と民主化/ 二 経済自由化と経済競争一/ 三 緊張緩和と民族主義/ 四 政治の自律性
第六章 環太平洋構想と日本
一 環太平洋構想/ 二 経済的相互依存の深化/ 三 日本の役割
第四部 支持者兼下請け業者――日本
第七章 経済技術大国の選択肢――無為者と挑戦者の狭間で――
一 対立する日本イメージ/ 二 日本の地位と役割/ 三 対外経済政策/ 四 安全保障政策/ 五 日本の選択肢
読書案内
あとがき