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日本・1945年の視点

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作品内容

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

一九四五年五月一一日、三式戦闘機を一人で駆って、沖縄嘉手納湾の米機動部隊に突入した上原は、出撃の前夜、「所感」を書きのこしていた。(中略)この二二歳の青年は(中略)日本が失敗した最大の原因は、自由主義を排除したからだ、と確信していた。そして、出撃前夜の彼の最後の言葉は、ほとんど敗戦後の同胞に宛てられたものだったと読むことができる。「願わくば愛する日本を偉大ならしめられんことを……」。
 普遍の価値を現実政治のもとで追求して、一九世紀までには一つの完成度に達したものとされ、日本の国造りの模範とされたイギリス。そのイギリスに追い着き追い越そうとして、その悪しき手段まで拡張的に援用した日本。その日本に幻滅した内村。その目標を達成しえなかったことを死を目前にして残念がった青年。
 われわれは、このような局面を秘めている一九四五年の日本から、今日何を学び、明日に何を継承してゆけばよいのか。
 この本を書きながら、ずいぶんいろいろのことを学んだ。途中から自分の半生の総決算のような気がしてきた。(「あとがき」より)
目次
はしがき
第一章 一九四五年の視点
 1 国家と戦争/2 戦争目的の日本的設定/3 新渡戸稲造と矢内原忠雄/4 検閲制度下に自由を感じるとき/5 追放図書の行方
第二章 戦争と国民国家の形成
 1 国民国家造出理論の挫折/2 近代日本の戦争/3 国民国家形成過程の戦争/4 ヘゲモニー確立のための戦争/5 徳治主義という東アジア的ヘゲモニー/6 「脱亜論」と「大東合邦論」/7 同化主義という日本的ヘゲモニー/8 国民統合と靖国神社
第三章 大正の青年と明治神官の社
 1 「義賊」の系譜/2 暗殺者の天皇観と平泉澄/3 明治神宮の造営と大日本青年館/4 国際協調政策下の国家主義教育/5 ベルサイユ体制を批判する青年近衛文麿
第四章 アジア新秩序の理念と現実
 1 中国非国論 2 「白禍」とアジア主義/3 大アジア主義活動の始動と離陸/4 東亜新秩序声明と斎藤隆夫/5 地方回帰と古典回帰
第五章 地域的普遍主義から地球的普遍主義へ
 1 地政学の援用/2 戦後秩序への提言――「大東亜共同宣言」/3 「大東亜戦争」の両義性/4 脱国家的思想の戦前と戦後
第六章 国家の連続性と占領協力
 1 共産主義革命を回避するために/2 終戦内閣の外相重光葵の場合/3 敗戦責任論的な一億総懺悔論からの出発/4  「天佑」と岩波茂雄/5 矢内原忠雄の復活/6 歴史の素材の改鼠/7 戦前から戦後に貫流する理念

あとがき

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作品ラインナップ 

  • 日本・1945年の視点

    日本・1945年の視点

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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    一九四五年五月一一日、三式戦闘機を一人で駆って、沖縄嘉手納湾の米機動部隊に突入した上原は、出撃の前夜、「所感」を書きのこしていた。(中略)この二二歳の青年は(中略)日本が失敗した最大の原因は、自由主義を排除したからだ、と確信していた。そして、出撃前夜の彼の最後の言葉は、ほとんど敗戦後の同胞に宛てられたものだったと読むことができる。「願わくば愛する日本を偉大ならしめられんことを……」。
     普遍の価値を現実政治のもとで追求して、一九世紀までには一つの完成度に達したものとされ、日本の国造りの模範とされたイギリス。そのイギリスに追い着き追い越そうとして、その悪しき手段まで拡張的に援用した日本。その日本に幻滅した内村。その目標を達成しえなかったことを死を目前にして残念がった青年。
     われわれは、このような局面を秘めている一九四五年の日本から、今日何を学び、明日に何を継承してゆけばよいのか。
     この本を書きながら、ずいぶんいろいろのことを学んだ。途中から自分の半生の総決算のような気がしてきた。(「あとがき」より)
    目次
    はしがき
    第一章 一九四五年の視点
     1 国家と戦争/2 戦争目的の日本的設定/3 新渡戸稲造と矢内原忠雄/4 検閲制度下に自由を感じるとき/5 追放図書の行方
    第二章 戦争と国民国家の形成
     1 国民国家造出理論の挫折/2 近代日本の戦争/3 国民国家形成過程の戦争/4 ヘゲモニー確立のための戦争/5 徳治主義という東アジア的ヘゲモニー/6 「脱亜論」と「大東合邦論」/7 同化主義という日本的ヘゲモニー/8 国民統合と靖国神社
    第三章 大正の青年と明治神官の社
     1 「義賊」の系譜/2 暗殺者の天皇観と平泉澄/3 明治神宮の造営と大日本青年館/4 国際協調政策下の国家主義教育/5 ベルサイユ体制を批判する青年近衛文麿
    第四章 アジア新秩序の理念と現実
     1 中国非国論 2 「白禍」とアジア主義/3 大アジア主義活動の始動と離陸/4 東亜新秩序声明と斎藤隆夫/5 地方回帰と古典回帰
    第五章 地域的普遍主義から地球的普遍主義へ
     1 地政学の援用/2 戦後秩序への提言――「大東亜共同宣言」/3 「大東亜戦争」の両義性/4 脱国家的思想の戦前と戦後
    第六章 国家の連続性と占領協力
     1 共産主義革命を回避するために/2 終戦内閣の外相重光葵の場合/3 敗戦責任論的な一億総懺悔論からの出発/4  「天佑」と岩波茂雄/5 矢内原忠雄の復活/6 歴史の素材の改鼠/7 戦前から戦後に貫流する理念

    あとがき

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