紅茶とお菓子が大好きな伯爵令嬢、シェリルのもとに突然結婚の話が舞い込んできた。
相手は、社交界で誰もが憧れる騎士団副団長のエドアルド。
結婚に全く興味がなかったシェリルはキッパリ断ったが、あきらめられなかったエドアルドはお茶会を
口実に会いに来るようになる。
「私には……、差し入れの紅茶はないのですか?」
女性に興味がなく周りからは冷徹騎士と噂されるエドアルドだが、シェリルの前では熱烈な言葉でアピールしてくる。
シェリルは絶対に好きになんてならない、そう思っていたのに惹かれる心は止められなくて――。