日経平均株価は史上最高値を更新し、初の5万円台に――。サナエノミクスへの期待が高まるなか、日本株への評価も高まっていくのか? マーケットにどんな変化が起きているのか? iDeCo、NISA、優待、分散投資……投資家はどう動く? 取材歴40年のベテラン証券記者が、等身大の金融・資本市場を解き明かす。資産形成に役立つ1冊。
●世界のプロ投資家にとって日本株がまだまだ割安な理由
●上場廃止が新規上場の2倍に、企業も投資家も若返り
●バフェットが日本大手商社株50年保有を宣言、株価は4倍に
●アクティビスト対日投資は10年で10倍、10兆円の大台
<本書の構成>
第1章|東京市場、高値の先は
日経平均5万円時代/普通になったROE10%/劇的に進む株主の若返り ほか
第2章|始まったM&A相場
株高要因になる理由/TOB件数が過去最高へ/変わる大手証券の経営 ほか
第3章|アクティビストが変える市場
本数も金額も10年で10倍/経営トップの再任を否決/上場廃止が新規上場の2倍超え ほか
第4章|変わる企業と個人の関係
株主層若返りで企業が競う/株式分割で株主30 0万人増/増える戦略的な株主優待 ほか
第5章|バフェット氏が第一線を引退
50%超える現金比率/アップル株を大量売却/バフェット指標なお有効か ほか
第6章|資産形成に新たな視点を
株高と生活実感の落差/オルカン一択でいいのか/どうなる金融所得課税 ほか
第7章|日本復活への道はあるか
失速気味のグロース250/上場先のすみ分けが進む/インフレが個人マネーの流れ変える ほか