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BLコミック
無恋愛紳士
1巻完結

無恋愛紳士

680pt/748円(税込)

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作品内容

蘇芳は他人に対して恋愛感情も性的欲求も抱けない「無性愛者」。特に不自由も感じず仕事一筋で生きてきたが、学生時代に振ったはずの日夏が部下として着任、蘇芳への愛情をストレートにぶつけてくる日々が始まって……? 連日連夜、部下に迫られる上司に恋の目覚めはあるか!?

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作品ラインナップ  全1巻完結

  • 無恋愛紳士

    680pt/748円(税込)

    蘇芳は他人に対して恋愛感情も性的欲求も抱けない「無性愛者」。特に不自由も感じず仕事一筋で生きてきたが、学生時代に振ったはずの日夏が部下として着任、蘇芳への愛情をストレートにぶつけてくる日々が始まって……? 連日連夜、部下に迫られる上司に恋の目覚めはあるか!?

レビュー

無恋愛紳士のレビュー

平均評価:4.6 100件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 良かった
    よしいさん 投稿日:2024/3/22
    カテゴライズに関する毒も感じる。「アセクシャル」とか「アロマンチック」とか、カテゴリーじゃなくてもっとスペクトラムなんだろうなぁ。「カテゴライズしないと説明しにくい」のと「柔軟性」の両立はなかなか難しい…。

高評価レビュー

  • (5.0) 太陽が地球を飲み込む時方舟に乗る二人
    naOさん 投稿日:2022/11/27
    【このレビューはネタバレを含みます】 読んでいる時、読後、じんわり迫ってくるものがあります。 ひとふた昔前の外国で出版された恋愛小説のようです。セピア色でメロウな気持ちになるというか。そして感覚では判るのに頭で理解して言葉に例えるのが難しい‥ちょっと小難しくてでも心のどこかをこそこそとくすぐられるような感じ。徐々に温かくなってくるのです。モノドラマ。日夏くんのポエムちっくなモノローグや蘇芳さんの感覚がそう思わせるのかもしれません。 お話はだいたい一話、扉ページ込みで32くらい。1話30弱、最終話36くらい。でもどの回もすごく濃くてみっちり無駄なくエピソードが盛り込まれているのでそれぞれ50ページはあって、一冊214ページがまるで500ページを越えるかのような満足感がありました。詳細に描き込まれた1コマ1コマが見せ場です。モブや小物、背景さえも手抜きなく描かれていて、ストーリーテンポの調整がとれるミニコマや吹き出しにいる二人は、コマ撮り粘土アニメの1コマみたいに、その一瞬を切り抜いているかのようで愛おしいです。 初めは堅苦しく見えた蘇芳さんが日夏くんといてだんだんと柔らかい美人さんになっていくのにはドキドキします。恋愛無感情者──無性愛者だから日夏くんに傾く心に気付かないというのもチャームポイント。太陽が地球の飲み込む時に日夏くんと方舟に乗れそうでよかったです。 日夏くん、なんで鞄一つきりの品の生活なんだろう‥マミイだけ。結婚離婚遍歴から博愛主義者なのかと思ったけれどそうでもなさそう。蘇芳さん一筋だったんだし。謎が多いです。でも判っていることは蘇芳さんを方舟に乗せてくれるってこと。そして蘇芳さん専用ストーカー。 ハリセンちゃんとマミイが一緒にいる世界が、蘇芳さんと日夏くんの世界を表してくれています。 うまくレビューできないのですが、最高すぎて手放せない一冊になりました。 続きを読む▼
  • (5.0) ふんわりと温かくなる読後感
    ピカニキさん 投稿日:2020/11/11
    【このレビューはネタバレを含みます】 タイトルの『無恋愛紳士』、主人公の無性愛という性癖と、紳士(=モラル)とが掛け合わされています。誰にも恋愛感情を持てずにきた主人公・蘇芳。それによる孤独さや、パートナーも無く一生独身でいるだろう将来への漠然とした不安、世間からの同調圧力などを防ぐための防御壁として、おそらく無意識に紳士であろうとしている姿を表しているのかなと思いました。それは同時に、人の温もりを知らない主人公の寂しさと頑なさかもしれません。誰からの愛も受け入れられない誰も愛せない美しき孤高の主人公・蘇芳の部下として新たに配属された日夏が、一途で熱くて真っ直ぐな愛を、ガンガンと蘇芳に注ぎ続けます。自らの全てを捨て切って、持てる全てを蘇芳に傾け続ける日夏の切ないストーカーっぷりは、名作短篇『琥珀の月』を彷彿とさせる純愛の極地です。また、最初はキツイ攻め顔だった蘇芳が、ストーリーが進行するにつれて、徐々に可愛らしい受け顔になってゆく過程も絶妙でした。会社モードとオフモードとで微妙に行きつ戻りつするのですが、その辺りがさすが、さすがの画力です。 恐らく無性愛というのは、かなりグレーゾーンの領域が広いのではないかと思われますが、恋愛、結婚、友情、全てに様々な形があり、蘇芳の日夏に感じた想いが厳密に恋愛感情なのかはわかりません。でも、他人に興味の無い、心動かされることの無かった蘇芳が、自ら日夏への想いを吐露できたことが本当に嬉しかったです。最後のモノローグにキュンキュンしました。 『恋に落ちる花』の真壁さんのゲスト出演も美味しかったです。ごちそうさまでした。 続きを読む▼
  • (5.0) おにゃにぃ笑
    romiさん 投稿日:2016/6/2
    作者買いです。新作嬉しいです! 相変わらずどことなく昭和っぽい古臭さを感じるんだけど、そこがこの作者さんの描くお話の魅力であって、わたしもずいぶんハマってしまってます 今作は登場人物はほぼ二人だけ。余計な他人はほとんどいない 。 人を愛する気持ちを知らない美しい蘇芳さんに対し、長い長い片思いを拗らせてる日夏。 どんなに拒絶されようとグイグイくる日夏に、蘇芳さんが徐々に徐々に絆されていくまでの過程が延々ひたすら描かれております。 最後らへんで日夏が側に居なくなって、ようやく蘇芳さんは自分の気持ちを自覚します。 えち描写は殆どありません。そこに物足りなさを感じる人もいるかも知れないし、日夏の長い拗らせ片思いが実を結ぶまでとにかく長いので、そこにヤキモキするかも知れない。 でも、ふたりのやり取りに徐々に愛情が混じっていく様や、無性愛で他人に対して鉄仮面のように隙のない蘇芳さんが日夏の優しさや温かさに触れるにつれ、自分の感情に戸惑ったり振り回されたりする初々しい可愛いらしさが出始めたりなど、 そういったお話が好みの人は、じっくり楽しめると思います。 もっとみる▼
  • (5.0) ハリセンちゃんパンダちゃん、スズメ
    TJさん 投稿日:2020/5/19
    【このレビューはネタバレを含みます】 異性同性問わず他人に対して恋愛感情の持てない無性愛者の蘇芳さん。仕事一筋で生きてきたのに、学生の時に告白してきた日夏葉月 が部下として現れてからというもの、日々 その愛情をまっすぐに向けられて・・ 少しずつ変化していく気持ちが繊細で愛おしく描かれて心にしみます。 切なさあふれるストーリーの中にはラブだけではない深みもあって。 " そして日夏はそれからずっと一緒にいた 本当に一緒にいた やがて年月が経って 地球が太陽にのみこまれるとも 日夏は約束を果たしたのだった " 描き下ろしの 寄り道、迷い道、も可愛いです。 ページ数も文字数も内容もたっぷり、読み応えのある作品です。 2019読 2016/全214頁(1〜3歩め、寄り道1〜2歩め、迷い道1歩め、4歩め、迷い道2歩め、5歩め、迷い道3歩め、最後の1歩 寄り道迷い道は描き下ろし) ・1-もう遠慮なんかしない ・2-お手を触れないで下さい ・3-俺の本気を舐めんじゃねえぞコラ ・4-ああ最低だ、我慢できなかった ・5-来年も再来年もずっと一緒にいて下さい ・最後1-さよなら蘇芳さん 続きを読む▼
  • (5.0) 受の多様さ
    かいとうUさん 投稿日:2021/6/20
    【このレビューはネタバレを含みます】 相変わらずの透明感。 “誰も好きにならない”受の多様さが面白い。企業の中では冷血な企業戦士、部下である攻の一途な想いで徐々に乙女化していくあたり。でも会社では地位あり天敵ありの男なんだよねぇ。 結果、受:「日夏(攻)、コーヒー」攻:「はっ」という会話が生まれる。まるで女王様とそれに仕える従者のよう。明るさと忍耐強さを備えながらも妄想が吹き荒れる攻もイイ。 日夏(攻)ロスで自分の想いを確信し、晴れて結ばれる訳ですが…いつものBLであればいつどんなエロを展開するかワクワクするところですが、それ迄の経緯が愉しく「あ〜あ、やっちゃった。残念。」と珍しい感覚に襲われましたわ。 追記:主婦ですが、他レビュー見てたらBL読みつつ宗旨替えし結婚した主婦に何故?との問いかけを発見しました。…何故でしょうなぁ〜。貰ってくれる奇特な人が居たからとしか答えられない。人生を一緒に歩んでくれる人が居るのは男女関係なく素晴らしいことだと私は思うのですが。あと言えるのは漫画はあくまで娯楽であって人生ではないということ、かな。 続きを読む▼

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

あなたに愛を教えます
営業:チョコボール(シーモアスタッフ)
無性愛者である蘇芳に、猛アプローチをかけまくる部下の日夏。他人に対して何の感情も抱かなかった蘇芳が、日夏とのかかわりを通じて愛とは何かを知っていきます。ARUKU先生の描く、恋愛だけではない彼らのストーリーが非常に深く、美しいです。学生時代から蘇芳を想い続ける日夏の想いは届くのか!?

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