レビューを見て怪談寄りだと判った上で「怪談とBLをその割合で併せるって!」とウケたのと表紙が怪談モノの様式美整ってたので割引購入(いつも)。
個人的には好きですが、今の時代でこの内容ならBLレーベルではなく一般向けで良いのでは笑。一般向け
でここまでだと甘くて☆3ですが。
短頁のまとめ方もタイトル(副題含)の付け方も各話の間の描き下ろしカットも(怪談モノ的に)それなりにセンスいいのでぜひ最後まで描いて欲しい。他のレビューにあるとおり全体の話が途中までな感じ。打ち切りだったのだろうか。ちゃんと(色々な意味で)状況が展開して進んでまとまるところまで描いたら良い作品になりそうなんだけどな。怪談モノとして大事な背景とかしっかり描かれているし作風と内容マッチしてると思う。応援の意味での☆x4。
ちなみに「怪談」を読み慣れていない人が多そうなので補足しておくけど、怪談=怖い話、ではないです。どちらかというと怪談=不可思議(不可解)な話、です。怪談モノの怪現象に理屈や理由や意味や顛末などを必須のものと望んではいけない。そういう意味で各回の怪現象の放り投げは当たり前のこと。ただ、この話が全般怖いものに集中してるのは多分、主人公が彼だからで、そこには物語として何か理由はあるのだろうし、そこを今後見せて欲しい←つまりそこまで話が進んでいない。しかし怪現象に理屈はないはずなのに、法則性があったりするのが怪談の面白いところ(話がレビューからズレてる)。
後半のヴァンパイアの話は、あと最低5PあったらBL的にもう少し腑に落ちたかな。あそこまででもいいけど、そしたら前半もう少し…(というバランス)。
もっとみる▼