北陸の田園地帯。とある集落の火葬場から、一組の夫婦の焼死体が発見される。
老老介護の末の心中事件として警察は処理する。
事件から半年後、週刊誌記者の伊能が現場を訪れると、そこにはいくつかの不審な点が発見され――。
絵もストーリー展
開も、とても上手い。
すべてが無駄なく削ぎ落とされていて、一気読みの面白さ。
老夫婦に何があったのか……
二人の選んだ道には賛否両論あるかもしれない。
読み手の人生観や死生観を、ダイレクトに問う作品。
テイストは苦め。でも面白かった。ミステリ好きにオススメ。
タイトルは作中で使われている「歓喜の歌」の一節から。
あのラストシーンにこの歌詞…なかなか深いと思った。
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