中年童貞は限界事例でしかなく、この人種の毒素の様々な一面を現代人全てが持っていると言っても過言ではないだろう。その要素の致命度とストレス解消の術を持っているか?客観視の能力を持っているか?そうしたファクターが社会的落伍者になるかならないかの
紙一重の差であって、この社会の病巣はこのままだと大きくなりこそすれ改善する事はないだろう。もし希望があるとすればこのように中年童貞という社会の病巣を可視化して認識して自分のうちにあるものとして消化することである。分断し切り離すことでは決して解消しない。その為の第一歩としてこの書の果たした役割は大きい。
もっとみる▼