表題作は2部に分かれてて、うん、まぁ、きっと、眉をひそめる人もいらっしゃるかとは思いますが、私は かなり 好きでした。妹さん、可愛い。好きなんだもの、仕方ないわよねえ。不倫じゃないんだもの。横取りもしなかったもの。いいんじゃないか、と思いま
す。ちょっと 純愛っぽい。友人の彼女に横恋慕した作家の方もいらっしゃって、それを作品にお書きになってるくらいだもの、それに比べれば、この妹さんの恋なんて、フィクションだし、ほんと 純。カレのほうは、元妻は ほんとに、きっと 絵の題材だったんでしょうね。恋に落ちたのは、妹さん、と。そういう事にしておきましょう。元妻のお姉さんは、きっと どこかで 素敵な恋愛するでしょうよ。そして、いつか それを見たいものです。そして、あと2編。びっくりした! 最後の最後で、2編とも 涙がスーッと頬を伝いました。なんか感情移入を知らぬ間に ヒロインにしたいたみたいで(それほど、ストーリーに入っていきやすい)彼の一言、二言を聞いたら、それが心に響いて、ホッとして、ほんとに ただ 涙が一筋、ツーっと頬を伝いました。涙崩壊とは違うんです、ただ、一筋、そこが この短編2つの凄いところだと思います。
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