強い自我を持っているのに自分に自信が無くて取り繕った姿で生きていた山田さんが、夏馬君と接するうちに徐々に変わっていく過程が丁寧に描写されていて、すごい感情移入して読んでしまいました。夏馬君の言動に揺さぶられて、山田さんがどんどん情緒不安定に
なっていくところは本当にドキドキしました。絵柄も良くて、最後の方で山田さんが思わず泣いてしまった時の表情は特に素晴らしいと思いました。この短さで驚くほど綺麗にまとめられており、単行本数巻読んだような読後感でした。何度も読み返したくなる作品です。
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