212ページ。
8作入り短篇集。「ねこぱんち」レーベルなので、どのお話にも猫が出てきます。かわいい。
表題が『あだうち』で表紙絵の雰囲気も少しクールですが、内容はどの作品もハートフルでほかほかぬくい感じです。
作者さんは相当江戸文化が
お好きなようで、こだわって描かれているのが画面にあらわれています。
見た目はとても江戸なんですが、個人の感覚として、精神性にあまり江戸を感じなかったため、星3つ止まり。そもそも、表紙とタイトルの印象から、抉ってくる悲壮な仇討ち話を期待しちゃってたのがいけなかった。
けど、やわらかさのある丁寧な絵柄で少女漫画的なあたたかいお話の短編集なので、一息つきたい時に良いと思います。
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