所謂なろう系の作品で内政ものは数多あるが、ガチで内政のみをやっていてかつ内容が面白いというかなり稀有な作品。
他のなろう異世界内政ものはほぼ「惨憺たる状況の自領・自国を異世界知識チート等で立て直す」パターンに「来る戦争に向けて国力をどうに
かして外交も何とかする」を組み合わせたものがほとんどだと思うが、この作品はほぼ自国・諸外国の相手との権力 / 勢力争い・政治的駆け引きに終始していて、なおかつ面白く物語が展開されるという本当に珍しい作品。
この特徴故に、そういった政治的駆け引きを楽しめるか否かで人によってかなり評価は変わるだろうなと感じる。それでも、マンガ的・物語的な演出によって読みやすく、面白く駆け引きが描かれていると思う。
異世界召喚ものとしては、独特で唯一の面白さを持った逸品。
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