このレビューはネタバレを含みます▼
嫁姑バトルもので読み始めはよくある感じ。ところが、割と早めに夫(息子)は亡くなる。姑が怪しい宗教に入れ込んで膵臓癌の末期である息子を嫁に断り無しに病院から連れ帰ったことでバトルは加速。余命幾ばくかなのに姑に刺されそうになった嫁を庇って死亡する夫(息子)の不憫さったら。普通だとここで終わって嫁の勝利という感じですが、物語はここから、夫の凍結精子で子供を産む決意をする嫁と、すっかり意気消沈している刑務所の姑との絆を描いていく。その心理描写がとても丁寧で説得力があり、嫁と姑のどちらの立場でも無い私が感情移入して泣いてしまいました…。タイトルに反し、意外にも感動作です! オススメ。