実在する空手家・石井和義氏(新日本空手道連盟 正道会館の館長。K-1プロデューサー)が、事故で死んでJKの体を不可抗力で乗っ取る話。※実在の石井氏はご存命。やっぱりちゃんと知識と経験のある大人がストーリー作りの段階で加わっているというのは面
白い。ただ、ここから個人的好みの問題になるが、ややスッキリしない話運びが多い。主人公が石井館長だけど「俺ツエー」にならないのはとても好感が持てるのに、主人公ではない敵キャラ(途中で味方に戻る)が「俺ツエー」状態になり、主人公が勝負から退場したまま敵キャラ勝利! という展開に少々フラストレーションが溜まる。そして女子高生の母親が今度はツエー状態(つまり新たな敵)になるので、なんだか気が削がれてしまった。こういうとこ、昔からあるマイナー誌の青年漫画っぽいディレクションだなーと思うんだけど、マイナー誌の悪いところ出てるなあというのが正直な感想。
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