ある日突然、近所の川が無くなった。空っぽになったその川を管理する神様の子供と名乗る龍神様に出会う高校生のなおと正樹。母である姿を消した神様を探しに龍神様と二人が様々な出会いを通して自分や周りの愛を知っていく物語です。作者様の既刊「僕とふたり
のしろくろゴハン」を読んで、最高に可愛いちびっ子を描かれる方だと存じておりましたが、本作の龍神様も終始抜群に可愛いです!心から嬉しそうな笑顔、困り眉、眠る姿、目覚めた姿、小さいお手々!そして一生懸命な健気さが物凄く可愛いです!一転、神様が存在するもう一つの世界の描写が美しくて少し怖くて、幅広い世界観を描ける作者様なんだと感動しました。龍神様、高校生のなお、正樹の三人が龍神の母探しを通して一回りも二回りも成長していく姿が微笑ましかったです。ぜひ続編を描いて頂きたい、心が温かくなるステキな作品です。
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