作者買いで、時代もの好きなので購入。表題作はスタートは恨みからですが、直ぐに誤解が分かって溺愛になっていくので、溺愛系が好きな方に刺さると思います。受けの子が健気で品もあって美少年から美青年になっていく過程も楽しめるので、個人的にツボです。
攻めも豪胆な商人タイプで包容力あって良いですが、途中、受けが健気に独りで後処理してたと知って愛を深める下りで『まさか今まで知らずに全部中に出してたんかい!』って突っ込み入れたくなりました(笑)受けの子も初めてだったみたいだし、もしかしたら最初の頃にお腹痛くなって、旦那様に心配掛けないよう黙って自分で処理するようになったのかなとか想像すると、余計に健気で泣けますね。受けの子が希望通りに商人としても片腕になれたら良いなと、応援したくなりました。攻めに関しては、ドンドン美人になってく受けや己の年の差に焦りながら、頑張って独占しようとする所も可愛いので、そういう部分も見所だと思います。短編はクズ攻めと地味受けで、クズ攻めが無自覚クズなので、途中で改心しハッピーエンドだけど、もうちょっと攻めに苦しんで欲しかったかな。自分だったら、攻めが絶望するくらいに冷たくして反省させたいと思って読みました(笑)表題作も短編も作者さんの何処かほんわかした雰囲気の絵柄とお話がツボなので、定期的に読み返してます。
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