たまきさんの作品は表紙の印象はあまり惹かれないのですが、読み始めるとその世界に浸っちゃうんですよね〜。
ヴァイオリン職人の卵のデータと、ヴァイオリン演奏の才能を持つルースの出会いと成長のお話。
長い歴史が作りあげるヴァイオリン名器、新作
製作の難しさ、ヴァイオリンや音楽との向き合いなどが描かれていて、読みながらそれらに感心してしまいます。
音楽や楽器や人に情を感じられる描写です。
BL要素は10段階で1くらいしかないですが、丁寧なストーリー展開でストーリー重視派におすすめ。
余談ですが、ルースの兄のマリスと、兄の友人でもあり育ての親アッシャでもう少しBL度の高い別作品が作れそうです。
総192ページ。
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