表題作ほか2作収録。表題作が好きだったけど、一番短かったのでちょっと残念。
「おにあいのふたり」
優しすぎる完璧彼氏・静賀×引きこもりのゲイ・丈。人恋しくなって出会い系アプリで知り合った静賀を家に呼び、やがて付き合うことに。優しくされる
ほど不安になり、また静賀にも秘密があり。まさに破れ鍋に綴じ蓋、お似合いの二人だなあ。ずっと薄暗い雰囲気だったけど、良い方に進んでいけそうな夜明けを感じさせるラストでよかった。
「おくれてもこい」
過去の恋愛がトラウマになっている新芽×元カノの弟・雪生。雪生の言葉遣いの違和感を拭えないまま読了。あとがきで現代風に…と書かれてましたが、まだまだ時代劇すぎて変な人でしかない。最後まで実はタイムスリップもの?と思いながら読んでました。
「お味見におあがり」
八百屋の跡取り・透×料理教室の先生・明。料理が綺麗で美味しそう。親子揃って語彙力がすごいな!こんなに喜んで食べてくれたら嬉しいだろうな。素直わんこと可愛い美人受けで好きでした。明の悩みが可愛すぎる。
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