叙述トリック大好きなんです。
なんで小説のまぁそういう類いをよく読むのですが、こと文豪のミステリは読んだことないなぁと思って、拝読。
結論から申しますと、謎や登場人物の名前は紙に書いて、謎解きしたら「えっ、そういうオチなの!?クソ、一本
取られた!」となるのは私の場合は文章だった、ということでしょうか。
叙述トリック、どんでん返し系のミステリを読むときは大概ストレス解消のためなんで、頭を使いたいんです。
あとどんでん返しが素晴らしければ素晴らしいほど感動が大きいんです。
マンガで読んでしまうと、どんな人物でどんな服装で髪型なのか?どんな場所なのか?とか想像できないし、ましてや恐らく端折ってマンガにしているのでしょうからあまりに呆気なくて「ん?これのどこが具体的にどんでん返しだった?〜〜が〜〜ってこと?うーん、ぴんとこな」って感じ。
元々原作を知ってる作品であれば、多分たのしいのかなと思いました。人間椅子くらいしか「わぁ、マンガなら殊更気味悪いわ!」と思わなかった。
余談ではありますが、筆者の意図することを絵で表現するのであれば、やっぱりその筆者監修じゃなきゃダメだわ。という、文を読みながら想像することがどれくらい楽しいことか、人それぞれが持っているその想像の翼を折っちゃうのはよくないね、という結論に至りました。マンガにするだけでもこんな具合なんですから、そりゃ映像化なんてしようもんなら大変なことになるわとも思いました。
色々書きましたが「じゃあお前このマンガに入ってた小説買って読むのか?」と訊かれたら「時間がよっぽどあって現代風の口調のなら読むかな‥」というのが正直なところです。
文豪、いや正確には登場人物たち、何言ってるのかさっぱりなんですもん。それはマンガでも同じだった。
文豪、何書いてるかさっぱりだからマンガ買ったのになぁ。
勉強しなきゃなぁ‥(マンガ見出し大風、背中を向けた主人公が空を見ている感じで)
そういう複雑な想いを抱いている読者は多くないことを願ってます。いやほんとに。
もっとみる▼