恭一&今ケ瀬の最終章です
「窮鼠はチーズの夢を見る」から始まって、「憂鬱バタフライ」→「梟」→「俎上の鯉は二度跳ねる」とお話は繋がっております。
この漫画がどれほど凄ごい反響だったかは、出版社と水城先生事態が驚いたみたいですけど
この漫画の発売日に全国的に本屋さんで完売になり、空かさず、追加をかけて追加版「帯」付きにしたみたいですよ
主人公の「恭一」に大学時代からずっと想いを寄せていた「今ケ瀬」が「恭一」の前妻「知佳子」から身辺調査を依頼されたことで、この二人は何年かぶりで再会します。
そこで「恭一」は初めて「今ケ瀬」が自分のことが好きだったことを知り、最初は戸惑いながらも次第に「恭一」自身も「今ケ瀬」の想いをごくごく自然に受け入れて行きます。
しかし「恋愛」は続けば続くほど、切なさやしんどさも出てきます。
そんな時に何も知らない上司の娘「たまき」が否応なしに、積極的なアプローチを「恭一」に掛けて来ます。
もともと流され侍の「恭一」は年下の「たまき」が気になって仕方ありません。そんな「恭一」を「今ケ瀬」が堪らず勢いで言った言葉「あなたじゃだめだ
貴方には俺じゃだめだし
俺もあなたじゃだめです」がこの二人を破局へと導きます。
「梟」のラストシーンはこのシリーズ最高の名場面となりました。そしてこの作品を見ている読者の方は全員、あの場面で胸が締め付けられてどんなに「苦しかった」だろうと思います。
それから半年後、「たまき」がストーカー調査を依頼したところで、再びこの二人は再会してしまいます。
「恭一」の部屋で「俺を愛人にしてください」と泣いて縋る「今ケ瀬」を最初は頑なに突き放していた「恭一」ですが、「今度出逢ったら必ず落ちる」と確信して居たのでしょう。結局、お互いの気持ちをぶつけるかの様に、また二人は激しく愛し合います。
「俎上の鯉は二度跳ねる」の第一話からのダウンロードする前に登場人物の色々な表情が出てきますが、第一話から気を付けてみて見てください。第七話の「恭一」が「今ケ瀬」を選んで、「たまき」との『別離』を決意したときの正しく、穏やかな「漢」恭一の表情を私的にはあの顔が大好きなんですけど
携帯サイトの配信だけではなく、是非この機会にこの二人の成り行きを「単行本」でも読んでみてください。また違った意味で「痺れます」ちなみにまだ未だにこの二冊、売り切れ状態が続いています
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