現役介護員です。本当に現場の空気感とかトラブルとか、どこも同じなんだなぁと分かりました。
鬼岡さんの「靴は玄関で履くものだ」といった当たり前の観点を見失ってしまうんですよね、毎日現場で働いていると。
リーダーの愛情深さや鬼岡さんの目線と
か、凄く新鮮に目に飛び込んできます。モチベーションが上がります。
しかし、こういった定義するのが難しいリーダーの目指す善的な介護姿勢というものが、常に職員の自己犠牲の様なものと隣り合わせで、利用者の為の介護であるべきなのに、事故を出さない為のプレッシャーや職員不足の中で安全性を優先すると、職員側の合理性に傾いてしまう現実がどこの職場にもあるという現実がよく表現されていると思います。
介護を職業として成立させるには、行事などの準備段階にしてもサービス残業的な事はやめてキチンと業務として扱える様な体制が必要という事も常に思っています。
リーダーが余命宣告される中、育って行く鬼岡さんや、皆がまとまっていく、本当の意味でチームになっていく様子が切なく思います。
リーダーが命を懸けて護ってきた仕事だと分かって皆んなもやっと同じ意識を持って取り組める様になっていくのを見て、人間って誰しも明日も生きてる保証なんてないのに、死は他人事で、命懸けで働く事の大切さに気付けない、うっかりした生き方をしてしまうものなんだなぁと改めて感じました。
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