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22巻完結

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キリング・ストーキング1

クギ

（4.6）投稿数97件

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作品内容

「あなたのことが好きです」―決して届けられないこの切ない想いは、やがてストーキングという歪な形に変わってしまった。大好きだったサンウの家に侵入したウジン。しかし、いつも明るく、優しかったサンウはそこにはいなかった。ウジンが彼の家で目撃したのは底を知れぬ深い闇…。それに気づいた瞬間、ウジンに死の脅威が迫る…！

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詳細

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作品情報

ジャンル

： BLマンガ

学生(BL) / 刑事･警察官(BL) / フルカラー / 広告掲載中

作品タグ

：お互いが好き / キャラが魅力的 / 不器用な恋 / 必要な存在 / 独特な世界観 / 絵が綺麗 / 衝撃的な内容 / 重い話

※システムにて自動抽出したものを表示しています

出版社

：レジンコミックス

雑誌・レーベル

：レジコミフーシア

DL期限

：無期限

配信開始日

： 2020年11月20日

ファイルサイズ

： 46.4MB

対応ビューア

：ブラウザビューア

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レビュー

キリング・ストーキングのレビュー

平均評価：4.6 97件のレビューをみる

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高評価レビュー

Aaa さん

(女性/30代) 総レビュー数：10件

苦しい、でも全人類呼んで欲しい

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 作者が韓国の方で、日本より韓国をはじめ海外で人気でよく話題に挙がっていたので気になっていましたが、どうもビジュが苦手カプを彷彿させるので見ないようにしてたところ... 自分が馬鹿でした。もっと早く読めばよかった。
とにかくキャラがすごい。気持ち悪い。私が作者なら自分のキャラに愛情が湧いてしまいどうにか救済をしてしまうと思うのですが、最初から最後までブレずに徹底しておどろおどろしさを描ききっていて感服してしまいます。異常で哀れで汚くてどうしようもない主人公2人。でもたまらなく愛しくなってしまうのが恐ろしいです。作者天才すぎる。
最後、ハッピーエンドなんでしょうかね？あまりに辛いので救済を求めてしまうのはわかりますが、何となく最後までどうしようもない気がします。ここでいう救済はウジンの追い死にだと思うのですが、果たしてウジンにサンウの背中を追いかけられるのでしょうか？愛してたはずの人の顔を忘れ、最後の姿は女と並んでる幻覚を見るようなウジンは、最初から最後まで自分の中のサンウを愛したオ●ニー野郎なのかもしれないと思ってしまいました。サンウが生きてる間に会いに行けず、サンウの安否より写真の行方を気にし、燃える家に飛び込むことも出来ず、救い出されたサンウを拒絶したウジンは、知らない女と肩を並べて歩くサンウを追いかけられるでしょうか。私は出来ないと思います。信号は緑だったのに。赤に変わってしまった。
サンウはサイコキラーですが、生い立ちを知れば知るほど可哀想になってきて、もしサンウがそんな経験をしなければウジンと幸せになれたのかと考えましたが、サンウは作者が異性愛者と断言してますし、どう転んでもウジンとくっつくことはないなと思ったので、すれ違いや思い込みや境遇でひたすら不幸でしたが、あの2人が一瞬でも愛し合うにはこの世界線しかなかったんだろなと思って心の整理をしました。
ああでも虚しい。苦しい。サンウのこと私きっとめちゃくちゃ好きになってしまったんだろうな...怖

13件

2022年3月8日

nnn さん

(－/－) 総レビュー数：112件

良質なサイコ

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ いまではサイコパスという言葉もかなり一般的に浸透したおかげか、闇深いキャラやテーマの作品は多くありますが、個人的にかなりの傑作となりました。（サイコパスよりメンヘラの極みかも）
余ったポイントで無料分も購入してしまった。

ヤバいもの同士で出会いながらも、完全には共鳴できずにいる依存関係一生続けてくださいと願いながら読み進め、ラストまで展開の読めない面白さに飲み込まれました。BLだけどラブだけに頼らないストーリー、いいもの読めて幸せです。
火事以降サンウはほぼ回想でしか登場しませんがウジンの思考を占拠し続け、増していく存在感がたまらない。サンウのなかのひと匙にも満たない良心がウジンに向けられる切なさときたら。
そもそもウジンはかなり独りよがりな愛情しか持てないのが全体通して言えるわけですけど、ラストの後追いは最高潮のそれです。写真の行方や老婆の言葉など断片にしか読み取れない（もしくは妄想に過ぎない）サンウから与えられたものが理解も信用もできず、女といる背中を追いかけて飛び出していく。
読み返してみると今までもサンウなりのアプローチは何度もしてるのに悉くウジンは外してるんですよね…。
たまんねぇーーー。地獄で落ち合ってくれ！

何年か前に広告打ち出されてたから有名なのかと思ってたので、レビューの少なさにちょっと驚きました。好き嫌いが分かれる絵柄なのかな？今後、作者買いするだろうってくらいには好きです。
最後まで微糖がお好きな方はぜひ読んでほしい。

2件

2024年11月13日

るたーるさん

(女性/20代) 総レビュー数：48件

狂ってて好き。長文感想。

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 話としても秀逸でした。読んでて精神力を使うので、2日かけて最後まで読ませていただきました！こういったBLは見たことがなかったので読めてよかったです！
→
2025年2月。また読みたくなって再読しました。
この作品で性癖が歪んだというか、はっきり歪み始めたと思っています。今読むと前見えなかったことが見えてきて面白かったです！あと驚いたのは、この終わり方を自分の中で変えてしまっていたこと笑自分の記憶ではサンウが入院しているところにジウンが会いに行って、サンウは別の人として生きていて、ジウンは見下すようにしてサンウを見て去っていく。と思ってたのですが、普通に違った笑
ジウンはサンウをそのまま愛せなかったのがかなしいな。サンウが「勝ったぞ」って言ったのは自分はお父さんみたいにならない。ジウンをそのまま愛せるんだ。という意味で言ったのだと思ってました。作者さんはそうではなかったみたい……。
とはいえ異性愛者のサンウがジウンをジウンとして愛したいと思い、優しくあろうとしたのがとても好きでした。サンウは母親と重ねてしまっていたのを必死にジウンとして愛したかったのだろうな。ジウンは虚像のサンウを愛するオ〇ニー野郎だったって感想笑った笑たしかに。

ジウンが薬のところを漁ってたのが指輪を隠すためってのは他の人の感想で知りました。読解力が欲しい…。
私この作品漫画の中で一番好きです。出会えて幸せです。また読み返そうと思います！

1件

2022年2月7日

yuka さん

(女性/30代) 総レビュー数：232件

異常性質の人間による不器用な愛し方

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ ウジンという卑劣で臆病、被害妄想癖のある人間。サンウという暴力的で思考回路が幼稚なままの人間。とにかく二人の人間性がコミックスとは思えないほどのリアルさを追求されていて、フィクションたる美しさは1ミリも感じられなかった。もちろん、いい意味である。序盤からリアルな暴力と殺人、監◯、スプラッタ、レ◯プとありとあらゆる加虐を見せつけられたにも関わらず、ウジンが受け入れる姿勢を見せたので、ここからBL展開か？と思いきや、逃走を図るウジン。心理描写を文章化しない場面が多々出てくるので、読んでいてこちらも騙されます。装飾品や小さな行動にもしっかりとした伏線があり、ラストシーンでは潮が引くときのように綺麗に拾い上げていきます。本当に見事なラストで、悲しいくらいにドラマチックではなかった。死に方も酷く惨め。全身火傷を負ったサンウは痴呆の老婆に殺害されていますが、ウジンの名を呼びながらも本人に会えず仕舞い。ウジンもサンウの背を追いながら赤信号に飛び出しますが、こちらを向いて笑うサンウではなく、女と去っていくサンウの背。その上サンウは殺鼠剤をウジンに飲まされたと誤解したままで死んだと思うと胸が痛いですね。天国で手を繋いでうふふあははの展開は絶対に待っていない二人の末路。読了後の余韻は何とも言えない苦味が残りますが、このラストでベストだと思える終わり方でした。

9件

2022年6月3日

モブおぢさん

(女性/20代) 総レビュー数：3件

猟奇的

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 他の方もおっしゃってたように、終始狂気に満ちていて読んでいる時常にアドレナリンがドバドバでした。私は元々BLというジャンルを特別好んでいるわけではなく、狂っている人物が出ている作品を読みたいが為に色んな人におすすめを聞き回った結果この作品にたどり着きました。もちろん大当たりでした…。共依存、メリバ最高。サイコパス攻めのように思えましたが、過去の描写や所々人間味を感じさせる部分から攻めはソシオパスかと思います。そのような人は似たような人に固執すると言われていますが、そこからきた共依存なのかな？ソシオパスが自分のような人物をどのような人と捉えているかはわからないのでこれは悪魔で推理です。(攻めは元々異性愛者とのことなのでそのような理由から共依存に至ったのでは？)
大体のこのようなジャンルは共依存ズブズブにしちゃいガチという偏見があるのですがこの作品は受けの攻めに対して好きだが終始拭えない恐怖心を抱いていて隙あらば逃れようとしている感じが人としてのリアルさがありとても良かったです。主人公2人の行動や心理が読めないからこそ本当に面白かったです。欲を言えば攻めにはもっと足掻いて人を操り欺いて欲しかった…！！でも弱っていきながらも狂ったままな姿もとてもそそりました。

2件

2022年3月24日