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作品内容

バーバラは父を止めるため、雪の中をひた走っていた。冷酷な実業家と噂の新しい工場主ジョセフに、父は労働者たちを率いて抗議しようとしていた。刑務所に入れられてしまうかもしれないのに…。現場に着くや、人波にのまれ転倒しかけたバーバラを、颯爽と現れたジョセフが抱きとめる。「悪魔とは、神よりも美しい顔をして人間の前に現れるのだわ――」一瞬で彼女の心を奪ったジョセフはしかし、バーバラを利用し暴動を収束させると、金貨をばらまいて人々を侮辱して…!?

詳細  
簡単
1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  全1巻完結

  • サタンと貧しき娘

    500pt/550円(税込)

    バーバラは父を止めるため、雪の中をひた走っていた。冷酷な実業家と噂の新しい工場主ジョセフに、父は労働者たちを率いて抗議しようとしていた。刑務所に入れられてしまうかもしれないのに…。現場に着くや、人波にのまれ転倒しかけたバーバラを、颯爽と現れたジョセフが抱きとめる。「悪魔とは、神よりも美しい顔をして人間の前に現れるのだわ――」一瞬で彼女の心を奪ったジョセフはしかし、バーバラを利用し暴動を収束させると、金貨をばらまいて人々を侮辱して…!?

レビュー

サタンと貧しき娘のレビュー

平均評価:4.9 22件のレビューをみる

最新のレビュー

高評価レビュー

  • (5.0) 何をしてきていたかこれから何をするか
    romance2さん 投稿日:2021/2/13
    よく人生や歴史に「もし」はないといわれるが、その「もし」を半体験させるストーリー。利に敏いジョセフ(ジョー)のただならぬ成功者ぶりを描く序盤で、彼の幼少期の一幕を下敷きに、読み手のこちらに、その日々あったればこそこうなってしまったのだ、と思 わせる。あれがなければ、いい意味でも悪い意味でも今の彼はないのだと。 ディケンズのクリスマス・キャロルにおけるスクルージこと、ジョーがその主人公。ヒロインは彼の親友から渾名は「悪魔」なのだと伝えられる。が、その悪魔の名の由来も、通り一遍の意味からではない。本歌取趣向の過去現在未来の夢は、HQ仕様のロマンス色が入り、ジョーは胸潰れる「もしも」の悲惨な行く末を、正夢の如く生々しく見せつけられる。ただし、この状態で先に進めば、ということ、夢から醒めた所で、取り返しのつく「今」に居る自分に安堵する定番設計。 でもこれが巧みに構成された別物のクリスマス・キャロルなのだ。 富む知力はあったが、手段を選ばず、であったジョーがヒロインの為に動く各エピソードが、困苦の少年期と読み手のこちらは被ってしまい、ピュアな彼を覗かせてくれた気がして、彼の立たされる状況に同情も誘われる。嫌な奴、で片付けられない描写力構成力に確かに誘導されたのだ。 夢のシーンは漫画向きなのだが、それでも未来のシーン、もう少しトリップ感は欲しかったと書くと、いちゃもんか。 そうはいっても本当に上手い漫画家だ。 強突張りとばかりでないからこそ親友もいる、というキャラ設定がストーリーを支えたし、ヒロインの幼なじみも二度遣いされて話の厚みをだして心救われた。がその一方で、クレアモント夫妻が一緒に付いてきて、ストーリーの悪役としても立ち回ってなかなか。このぉ、と感じさせる母親の言動のいやらしさを、コミカライズならではの視覚要素に訴えたりして見せてくれる。 アメリカンドリームならいざ知らず、他の国や地域は新興成金を好まぬし、ラダイト運動と来れば英国、最も出身階級を問うことだろう(話中に、ジョーが労働者階級出身者であることを踏まえ、紳士階級-資本家階級-に入る云々があるが。児童労働にも触れ骨太)。 やはりそういう意味でもハーレクインの紡ぐ世界は夢の世界を見せてくれる。 背骨にロマンス二本も通しながら、豊かになること自体は肯定し富をどうするかを考えさせる、本家を部分踏襲した見事な作りだった。 もっとみる▼
  • (5.0) さすがと言うしかない
    chihayaさん 投稿日:2023/4/13
    さちみ先生の数多い作品の中でも、さらに秀逸(個人的見解)。私は終盤泣きっぱなしだった。HQ=ハピエンという大前提があるので、涙は悲しみから喜びに変わったが。“3つの夢”がキーワードなので、随所に夢のシーンが入り、一部、読み手によっては理解し にくいかもしれないが、それこそが読み手の心理を逆手にとった見事な構成力。さすがです、さちみ先生!私は見事に騙されました(笑)ちゃんとあるんだな、切り替えのラインが。ただ単に時間の経過を示すには、背景と一体になっているから、うっかり見逃してた…物語に引き込まれて、夢中で読むほど気付かないかも。どこのシーンのことかは、読んだ人にしか解らない(笑) 通常より多いページ数と安定した作画、『クリスマスキャロル』を彷彿させるストーリー。クリスマスシーズンじゃなくてもオススメです!ティッシュの箱を用意するのもお勧めしておきます。 もっとみる▼
  • (5.0) さちみ先生の作品はどれも好き
    トラットリアさん 投稿日:2021/2/8
    【このレビューはネタバレを含みます】 さちみ先生の作品はほとんど購入しています。ジャンルを問わず、いつもさちみ先生の漫画は笑ったり泣いたり、温かい気持ちで読み終えることが多いです。この作品もそうです。ハーレの原作は未読ですが、チャールズ・ディケンズのクリスマスキャロルのオマージュでしょうか? 過去、現在、未来を経験した主人公が改心し、違う道を選択するおとぎ話で、主人公もヒロインも脇役も誰もが幸せを迎えられる漫画です。 時間を巻き戻すストーリーはよくある話ですが、さちみ先生が描かれると上品で優しい雰囲気になりますね。 ディケンズのクリスマスキャロルの主人公と違って、この作品の主人公は守銭奴ではないです。資本家で経営者ではあるけれど、幸せになろうと努力する合理的で頭の良い優しい人で、最初から好印象でした。ヒロインも芯が強くて優しくて…。ハーレファン以外の方にもおすすめの作品です。 続きを読む▼
  • (5.0) ハズレなし
    まみさん 投稿日:2023/6/25
    【このレビューはネタバレを含みます】 さみちりほ先生の作品にハズレはないです。表紙とタイトルから、ファンタジー?と思ったのですが、違いました(笑)貧民出のヒーローは、自らの才能で成り上がりましたが、心の芯の部分ではコンプレックスがあります。手に入れた工場の労働者たちの暴動でヒロインと出会い、その清廉な心根の彼女のことを忘れられなくなりました。ヒロインもまた美しいサタンのようなヒーローに心奪われ、そして、その悲しい過去を知り、より愛するようになりました。屋敷の主は三つの夢を見て正しき道を選べば繁栄がもたらされるという言い伝え通りに彼は夢を見ます。ラストはもちろんハッピーエンドですが、彼が見た三つ目の夢が余りに辛いもので夢だとわかっていても読んでいて辛かったです。作家さんの力量を感じました。 続きを読む▼
  • (5.0) クリスマスの贈り物
    yoshikosan33119さん 投稿日:2021/11/24
    有名な「クリスマスキャロル」をHQ色でロマンチックにしたような物語でした。ちなみにクリスマスキャロルの作者ディケンズは、ジョセフと同じような成育歴を持っている人で、原作者もそのことを踏まえ考えられたのでしょうか。下品な人はいるけど(元館主夫 妻や金持ち階級)、悪い人が一人も出てこないストリーは心癒される読後感で、さちみりほ先生の筆致によって最高のお話でした。今年初めの新作のようですが、待降節(アドベント)前のこの時期に購入できたこと、個人的ですがシーモアさんのゲリラキャンペーンに感謝したいです。ありがとう (ジョセフはイエス・キリストのお父さんの名前の英語読みです。バーバラじゃなくてメアリーだったら…なんてね もっとみる▼

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