無茶苦茶 泣かされました! 1巻の最初から5巻の最後まで 泣きどおしでした。コハルちゃんが もう 良い子過ぎて、可愛くて、健気で、泣かずには 読めませんでした。確かに、コハルちゃんは、5歳の時から しっかりしていて、話し方も 全てが、 現実
には居ない子かなって思いましたが、何しろ、全然、ぶれなくて、はっきりと 明確に それが コハルちゃんなんだ、と、作者さん、ほんとに 上手に 描かれていらっしゃったと思います。正宗君も 涙崩壊の原因の一人。この人も むっちゃ 健気。もう ほんと 一生懸命。歯がゆくなるくらい一生懸命。そこが また 良くって、あぁ、この二人、ほんと 今も 目に涙ジーンと溜まるほど、素敵なパパと娘。出てくる登場人物の全てが、素敵で、この作品の中で せわしく、騒がしく、めっぽう 優しく、動き回ってくれます。この作品、舞台でも 面白いな、と思いました。こんなに味わい深い登場人物、それが 脇役であれ、を、描けるなんて(創り出すなんて)作者さんの頭の中、どんなになっているんだろう、と思います。天才ですね。 この作品、一言では言えないけれど、心が 温かくって、暖かくって、切なくって、ちょっと 悲しくなって、寂しくなって、だけど、クスっと笑えて、心がポッとなって、ギューっとなって、そして、完璧すぎる涙製造機ですね。人を思いやる事や慈しむ事、支える事、助け合う事、葬る事、大切に思う事などを教えてくれる作品だとも思いました。
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