アルファの議員が人口現象により、オメガの人権を無視した法案『抑制剤禁止法』を立案しようとする。それを止めさせるために、一時的にオメガの発情期をアルファにも体感させる薬を開発。このテーマと設定自体は素晴らしい。特にオメガバースについて疑念的な
タイプには興味深い設定。ただ、受けと攻めの魅力がイマイチ。絵柄がモブ顔なのも影響。この作家さんは漫画も絵もそこそこ上手いのに、表紙以外の顔作画に手抜きする。ただでさえキャラが薄いのに、主役までモブ顔じゃあ印象が……無。こんな面白いテーマなのに本当にもったいない。キャラクターが違えば、空前絶後の大ヒット……まではいかずとも、プロモーション次第ではBL界の話題を一時的に席巻できたはず。目の付けどころは非常に光るセンスを持ってるので、とても惜しい。
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