ワンダーフォーゲルに続き、草間先生2作目読了です。全203頁。噛み締めながらあっという間に読み終わりました。
前作で残されていた謎が見えた部分があって。
でも解き明かされてスッキリというよりは、フワフワと漂っていた彼らの心の置き場が
、愛する人の存在によって定まったことの安心感や心地よさを感じました。
草間先生独特の力の抜き加減というのでしょうか、すごくいいですね。抱えていることは重くても、人は日々を積み重ねていかなければならないし、美味しいものを食べたいし、楽しくおしゃべりしたいし、愛するひとと抱き合って眠りたい。
なんてことない日々が楽しそうなのです。縁側に布団敷いて寝るのと、焼きそばの隠し味は今度挑戦してみようっと。‥あ、縁側なかったわ。
稜とイブ先生の関係性‥、すーごくいい。
溺愛なんだけど、無理無理感がない。程よく肩の力が抜けてて。でも本気でケンカなんかもしてみたり。
あと、ホテルのソファでの無意識の‥とかね、そういうのね‥ホントうまいです‥。それだけで2人のココロの距離が伝わってしまう。
彼らの空気感に触れると、クサクサしてた気持ちがどこかへ行っちゃうのかな。
面白かったです。まだ続きが読みたいくらい。
まだ大切なあのことについて触れてないです笑。
もっとレビュー増えていいはず。
ところで、板東先輩‥、や〜っと会えた
そういう登場の仕方ね、斬新ですネ。
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