【本作品は同人誌となります】
ふといなくなってしまいそうな気がして
仕事帰りに弁当を持って幼なじみである寄花の住んでいるアパートへ訪れた春希。
二人で晩御飯を食べた後帰ろうとした春希の姿に先刻の悪夢が重なった寄花。
これは二人が、はじめて友達という関係から一歩踏み出せた日の話。
〇登場人物紹介
・鈴音 寄花
(すずね よりか)
春希とは両片思いの幼なじみ。小学生の時に両親を事故で亡くした。
時々そのことを思い出すような悪夢を見ては覚めた後に自分しかいない部屋で泣いている。
自分から人に関わることが苦手で他人から嫌われることがとても怖い。
それでも独りの寂しさを消せずに悲しくなる瞬間がある。
・陽宮 春希
(ひのみや はるき)
寄花とは両片思いの幼なじみ。小学生の時に「おとうさんとおかあさんがしんじゃった」と声を震わせながら打ち明けてくれた寄花の泣き顔を今も克明に覚えている。
自分の気持ちを伝えるのも相手の気持ちを理解するのも苦手だという自覚があり、そんな自分を変えたいと思っている。
本文38p 黒棒修正 表紙文字なし1p twitter @tabikawa_yuito
■総ページ数:42ページ