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女性マンガ
ハンケチーフ持って、タイムマシーン待って、ラストシーン黙って、1
1巻配信中

ハンケチーフ持って、タイムマシーン待って、ラストシーン黙って、1

860pt/946円(税込)

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258pt/283円(税込)

作品内容

「俺、一日一回全人類死ねって思ってるけど。」

猪熊花虎、居酒屋アルバイト。
店長の代わりに苦労を背負いこむ変わり者。
遅くまで働いた帰り道、地べたに這いつくばる謎の男・可児と出会う。
「蟹も魚も動物です。
 蟹も魚も私も動物で蟹は蟹でも私は可児です。
 海胆のイントネーションで可児です。」
面倒くさそうな男だ。花虎は可児を気に入ったご様子? 
家に帰ればルームシェアしている永山がいる。
家族、友達、恋人、同僚、猪熊花虎の人生とは。

猪熊花虎が生きる世界のラブストーリー。

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レビュー

ハンケチーフ持って、タイムマシーン待って、ラストシーン黙って、のレビュー

平均評価:4.8 30件のレビューをみる

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高評価レビュー

んー…続きが気になります😊
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ ネタバレしてます。

表紙が1色って素敵だなと思って読んでみたら、それぞれの人生が深く描かれているなと。。すごく気になる所で終わっていて、そのコマをしばらく見つめました。

花虎という名前も素敵で、自分で髪を切っているのか短くしようとした事もあったのかなと。だからあんなウルフカットみたいになっているのかな?と。花虎の髪の長さを見ていると、彼の最後の自尊心の様なものを感じ。ルームシェア友人永山には、謎のイライラを感じながらの読了でした。可児と蟹のセリフも良かったし、長台詞も多い中、流れるように読んでしまって、なんだか静かな映画を観ているようでした。

重い…と言ってしまったらそうなんだけど、みんな持ってそうな感情でもあるなと。
エゴサも親への仕送りも…ツラい幼少期も。永山との生活はなんとなく性行為の無い同棲生活の様に感じ。全負担自分で背負ったバイトもそうなんだけど、花虎の日常生活自体が自傷行為の様で。母親のコピペの人生の様な。鬱っぽいというか。毎晩眠る場所を探している様な…。そこから可児さんとのシーンはだからかほっこりでした。

読みながら遅い青春をしてるなと感じたりもして。親から貰えなかった安心感を探している様な花虎はどうなるんだろ…と。
永山さんも。なんだかんだで彼女はいるのに花虎の可児さんへの想いを心配する辺り、何役を演じてるんだろうなと思ったり。
地球が爆発しないかなとか、育てられないのに子を産むなとか。色々重い台詞が出てきますが、あぁあったなそんな感情と。頑張れーと思いました。言葉が難しいですが、送金しないと…という状況だからあの日常があり、その忙しさを理由にできるから、眠れないと悩まなくても良い。生きていける。
ハンカチがリボンの様に感じた花虎は可愛かったし、可児さんと手を繋いでいる様なハンカチも可愛かった。
不倫だったかもだけど、同性と恋をした経験があるから可児さんとも出逢えたのかなとか…色々と作中のあれこれを重ねながら読みました。その先に何があるのかを楽しみに✨
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19件
2026年2月19日
重い話も文字数多いのもドンとこいの人GO
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 小説の全セリフに絵が描かれている、というくらいの圧倒的文字数です。
これ1冊で通常の漫画なら2冊分くらいの情報量。
街中で偶然出会った動物探偵の可児と居酒屋店員の花虎。2人が軽やかに交わしていく会話の奥にあるそれぞれの過去があまりに重すぎて久々にダメージくらいました。
また花虎の職場関係の人たちが闇を抱えた現代社会の代弁者みたいでやるせないやら腹が立つやら・・・

自分や相手を語るとき、2人とも甘い言葉も優しい慰めの言葉も使わない。
使わないけれど、私達が普段聞く言葉の本質を的確に膨大なロジックで輪郭を作って提示してくれる。
何に苦しんで何に悩むのか、引き出しをたくさん持たされた彼らから発せられる言葉には嘘も媚びもなくて、読者の脳と心にも話しかけているようにも感じました。
一見屁理屈で面倒くさいけどとても誠実な言葉たち。あぁ先生の作品だなぁと。

花虎の長髪がとても似合ってて好きだし、なんといっても表紙が最高です。
何なら表紙とタイトル買いしたまであります。可児のインテリぽい黒髪&メガネも大好き。
まだ謎多き花虎の同居人の冬介や後輩の八作との関係もすごく気になる。彼らは花虎の過去をおそらく知ってる人達であり出てくるとホッとするけど、特に冬介の本心が見えなくて先が気になりすぎます。
BLの要素を通してその枠をはるかに超えた社会へ投げかけるようなストーリーの面もあるものの、先生のキャラの魅力に救われるから重くても何度も読める。

1巻のラストがめちゃくちゃ気になる終わり方をしていて、どれだけしんどかろうが2巻を読まない選択肢はないです。2巻終わってからの方が色々はっきりして良さそうだけど、考えだしたら止まらなくてつい長々書いてしまいました。
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35件
2026年1月28日
カニなのかウニなのかエビなのか
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ ラフな服装と髪型、佇まい。そしてそばかす。
ネットで見かけたその姿とタイトルに、ひと目惚れのような衝動を受けシーモア内を検索、購入。
タイトル含め冒頭からひたすらに続く会話と、映像のように流れていくコマ、何気なく置かれた事実を見せつけてくるショットの数々に、とんでもなく文字量は多いのに飽くことも疲れることもなく、読む手が止まらなかった。
全253ページ。佐岸左岸先生の女性ジャンル作品。

基本他人には塩な対応をしながらも相手を尊重し、過重労働を一身に背負う飲食店勤務の主人公花虎と、その仕事先の面々。そして仕事帰りに出会った謎の男、可児。

淡々とテンポ良く会話は進んでいくのだけれど、各々がなかなかに重いバックグラウンドを持っていて、1巻終盤は更なる重さを、受け止め切れずに私の思考が一旦停止。
読み返すとまた置かれた事実が見えてきて、やり切れなさを強くすると共に、花虎と可児、ふたりの関係性の構築に希望を見いだしたくなってくる。

タイトルにもあるハンカチの使い方が上手なんです。
可児の自己完結した価値観に救われる花虎の心を、よく表している。
箱に入れられ並んだそれらは、一枚一枚が可児の嘘偽りのない優しさで、幼馴染や後輩からの心配では埋めることの出来なかった花虎の心を埋めていく。
可児の言葉は、惑う感情を自分に向き合わせてくれる。

ていうか幼馴染の冬介は本心が分からなくて気になるし、後輩の八作くんは可愛くていい子だし、続きがすごく気になります。菫さんも何だかカッコいい。
めちゃくちゃネタバレで語り合いたい…
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19件
2026年1月29日
胸が詰まる、でも読んじゃう
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めて漫画のレビューを書きます。読破後にこの一冊について、なにか書かないととせき立てられてしまいました。不思議です。
 文字数が多めの本です。そして心の中の表現がほぼないがために文字のほとんどは人物のセリフです。主人公ですらもくもくした吹き出しや文字だけの心中の表現がないので、感情移入するというよりは花虎の時間を外側から覗き見ている感覚でした。
 花虎とカニさんの会話がとても面白いです。2人とも遠投型のはなし方なので、会話をしているはずなのに相手に届けることを優先してないんです。自分の言いたいことを言いたい時に言いたい分だけ。ボールがたまたま届いたらわぉ、みたいな。(着飾らない裸の言葉が謎に相手に響いてるときありますよね。)そんな二人が相手に届けるためのボールを出し始めた時に、私は不覚にもうるっときてしまいました。
 1番印象に残ったのはゲイとヘテロの感覚の違い。気づいた花虎の表情、辛かったです。

 なかなかに重い過去や現実味の強いハラスメント、犯罪の描写があるために気軽におすすめと言うわけにはいきませんが、心にある程度のゆとりがあって、ハンケチーフがお手元にある際にぜひ手に取ってほしい一冊です。
 腐の世界の住人としてどうしても期待してしまう気持ちはありますが、それよりも彼らの行く末がどうなるのか、佐岸先生の描く物語を楽しみに待ちたいと思います。
 最後に、先生の時間の経過を感じさせるコマ割り、独特の雰囲気は唯一です。先生のコマの活かし方に魅せられた内の一人として、至高ぶりを噛み締めたいと思います。
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1件
2026年4月3日
漫画って素晴らしい
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 帯?に書かれている言葉から、アレな感じか?とポチるのに勇気がいりましたが、主人公は好青年でした(ホッ)。

セリフが膨大な上に、てん(、)まる(。)がついてて小説のようだし、四角いコマやカット割り、テンポのいい自然な会話はまるで映画を見ているよう。
でも、映画じゃこの早口多言や内容に頭がついていけないし、小説じゃあ人物の無言の時の表情や、間の良さが味わえない。何度も出てくる眼鏡を直すという動作、おそらくカニさんのちょっとした心理が込められた動作表現も、映画でやるとクドイし、小説ではそもそも出来ない。
映画でもなく小説でもなく、漫画ってやっぱり素晴らしいと思える作品。

喋りと無言の間の繰り返しに、花虎の日常を、リアルタイムで見ているような錯覚を覚える。
彼の過去は具体的には分からない。けれど結果論として、やらかしたのは間違いなく、彼はその事に苦しんでいる。
クズ、カス、底辺。個々の事情を剥ぎ取り、一纏めにされるし、自分に対してしてしまう。人が社会的動物であることを、物語全体で感じ取れるストーリー。
 生殺与奪は他人が持っている
真実だけど、それは違うとするのは安易な思い遣りではなく
蟹ではなく海胆である可児さんの、人や社会に対しての不動のスタンスだからこそ、心に沁みるんだよなあ……涙

…でも、こう言っちゃあなんだけど、二人ともめんどくさい(笑)
そのめんどくさいを受けとめてくれる人がいるのは幸せな事だね。

しみじみといい作品。この二人がどうなっていくのか、次巻、タイムマシーンを楽しみに待ちます。
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2件
2026年4月18日

最新のレビュー

とっても考えさせられる作品
登場人物一人一人の心情を想うと、その課題と達成には正直気持ちのギアを上げられないまま読み終えた。状況こそ異なるが、わたし自身が今タイムリーに低迷状態にあることがさらにリアルさを増し、じとじととした不安や孤独に足先から嫌な感じさえした。それでも作中の多くの言葉や感情に勝手に救われ、馴染みある日常会話やそのやり取りを、地味にかつテンポよく描かれているシーンが、その都度ちゃんと日常に戻してくれた。
とても読ませてくれる作品。
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0件
2026年5月22日

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