何というか…すごく惜しい作品です。絵は美しく、ワクワクするようなメンタル的にエロチックな設定、途中まではかなり盛り上がりも見せるのですが、中途打ち切り?と思わせるような終わり方。12話公開中となっていますが、続きが気になり調べた所、単行本は
2006年に出版されたきりなのでどうやら続きはなさそう…。すごく残念です。
以下ネタバレあります。
内容は昭和初期の人間離れした美しい貴族と身分不相応の幼なじみの話。ロングヘアの美人が受け(貴族)で、攻めが男前。2人の身分不相応な切ない恋愛かと思いきや、話はオカルトミステリーにその設定がすごく良くて、愛し合っていると思われた2人は、実は運命的に出会った捕食するもの捕食されるもの同士の官能で結ばれており、それを愛と錯覚している。主人公は自分がとても愛しいと感じている相手の命を蝕んでいるとは信じられない、この気持ちは愛以外の何物でも無いはず…と思いながらも迷い始め…捕食される受けは何の迷いを見せずに無意識に自らを差し出しているという…もう切なすぎです
ところが、途中出てくる女性陣の謎も、一族の秘密や出世の秘密、主人公達の将来もほったらかしで話は終わってしまいます。あの終わり方はかなりの方々が納得できないと共感して下さると思います。
エロもキレイで色っぽく、その後の2人が見たかった。途中までの期待度は★5ですが、終わってみるとガッカリ度が高過ぎで★3以下かも。久しぶりにすごくガッカリしました。もしかしたら続きがあるかも?とすごく淡い期待を込めて★3で。
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