好きな人から受ける痛みなら黙って耐えます…ってタイプの主人公の話が元々嫌いで…。ラファエルの身勝手で最低な言動の数々に、それを堪えて傍にいようとする理解不能なルイーザの選択に、ずっとイライラし通しでした
結婚する気はないから愛人に…とい
うのは、まあ特に腹が立ちもしませんが。彼女を求めながら女遊びは変わらず。なのに、ちょっと他の男がルイーザに誘いをかけただけで嫉妬丸出し…?自分の不貞は棚上げで詰問したり、財産狙いの悪女扱いetc...
本当に、パック購入したものの、途中で読むのを止めてマイページからも削除しようかと思うほどの欝陶しさでした。でも、ラスト間際辺りで状況が劇的に変化し、ちょっと面白く…。
トラウマに言及するような口論の末、ラファエルが逆ギレして子供を攫って逃げる展開で…。脅しというよりも、癇癪を起こした少年のような浅はかな行動なんですが。愚行に耐え続けてきた主人公も、さすがに堪忍袋の緒がプチッと切れ。取り戻した子供を連れて、ラファエルを捨てて出て行くシーンを見て、ようやく溜飲が下がった気分を味わいました
バカな男がバカなまま許されて終わる話だったら、評価1にしたところですが。クライマックス〜ラストの展開で、この作品の印象はガラッと変わりました。最終的な評価としては、3以上4未満くらいです。
もっとみる▼