浮かれて遊びまわっている妹キャロルを知らず、盲目的に愛していた姉ジョー。キャロルは自業自得で事故死したのに、ジョーはそれをハンター達のせいだと思い込んでいる。真実を知らないジョーにそれでも真摯に対応するマイク。物語はとてもいい具合に進んでい
くのに、軽薄な印象がぬぐえないのは何故だろう?妹のキャロルとは違って優秀で美しい姉ジョー。「復讐するな」と勘違いされたことに腹を立てて行動しても裏腹に自分を傷つけてしまう健気で純粋に書かれているのだが、何度読んでも物語の上澄みだけをさらっているような印象である。絵のせい?表情は硬く、直線が多い絵はウットリには程遠いのだろうか?でも絵は個性と思っているのでそれはないと考えたいが。妹を愛するがあまり妹の嘘を見抜けなかったジョーの恋愛物語でした。
もっとみる▼