戦後最悪と言われた殺人事件がいくつもある中の印象的な事件の3話構成です。3件それぞれの犯人の生い立ちであったり事件前後の状況などを含め刑を執行されるまでの様子を描いた内容です。取材する立ち位置からの犯人の印象や描写は、読み手にとって犯人視点
で描かれているよりも抵抗感なく読むことが出来ます。1冊としてのページでいうボリュームは控えめな内容ですが描かれている内容は重く後味の悪い共感出来ないもので、ひたすら被害に遭われた方々の苦しみと遺族の方々の悲しみを思うとやりきれない気持ちになります。興味、評価等の分かれる作品だと思います。
もっとみる▼