163ページ、表題作3話(厳密にはアザーブルー2話+後日談描き下ろしが表題作)+短編3つ、計4作品b。
ずいぶん前に買ったままだったんですが、今回読む前に作者さん検索したら、あの百年結晶目録の方だったんですね!
あの透明感のある
、独特な心情がきれいな作品。
すごく好きだったんですが、どうりで。
こちらの話も作者さんらしい、きれいなお話集です。
でも知らない方がこれ1冊だけ読むと、話がどれも浅すぎて物足りないかもしれない。
どの話もこれからってとこで終わっちゃう。。
でも、これがまた作者さんらしいきれいな話にしあがってもいるので、作者さんの作風をご存知の(好きな)方には、これはこれでいいのかも、と納得してしまう(笑)。
どの話も好きでしたが、やはり表題作、3話もあるからストーリもしっかり。
もっと読みたかったー!
ていうか、普通に1冊表題作で読みたかったっす!
その後の話も欲しかったよぉー。
そして、最後の話が不思議な感じだけど、秀逸!
あとがきで有名なドイツ映画を元に、とあったけどレビュー投稿に感謝!
何人の方がご存知でタイトルがベルリン天使の詩だそう。
いつかその映画も観てみたい。
3つ目の狐の話も好きでした。
2つ目の友人が結婚する話は、一番BLらしいネタでしたが、後半の展開がすごくいいです。
どれもサラリとしていてあっさり終わってしまうので、読み応えを求める方には評価が低いかもしれません。
でも、作者さんのあの独特な透明感のあるきれいなお話(雰囲気)が好きな方には、すごく良いです。
美しい、静かな映画を観ているよう。
ゆっくり、雰囲気を味わって楽しみたい方にオススメします。
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