197ページ、表題作(45p)+蝉丸シリーズ3話+短編ひとつ、計3作品。
はじめに、、
作者さんの作品はBL臭が少ないものが多いです。
本作も恋の話はない。
それでも話は面白いので私は好きですが。
いかにもBLや恋愛の話がよい
方にはご注意を!
納得いかない。。
表題作1話だけなんて(泣)
恋の話じゃないけど微妙に色があって面白そうだったのに!
微妙な3人の話をもっと読みたかったー。
歓迎されてない風で気に入られてる可愛い家政夫くん。
お料理上手はすばらしいですね。
スペックの高い兄?2人がかっこいいです。
2作目、蝉丸が3話。
つまり半分以上が蝉丸シリーズ。
(なんで蝉丸が表題じゃないんだろ?)
これやこの〜の百人一首に歌が残る蝉丸少年のお話。
平安を舞台に宮さまの雑色として仕えながら霊を呼び寄せる琵琶と共にちょっと不思議なお話。
ほかに少年☆周波数の番外編、預言者の階段にも蝉丸の話が1話収録されてます。
(たぶんあちらが先の作品?)
ちなみに番外編とはいえ将棋の本編読んでなくても読める短編でほかは歴史物なので(若き家康と正妻の話)蝉丸や歴史が好きならオススメの1冊です。
3作目、自分勝手な姉2人を持つ苦労人の弟の3姉妹?の賞金稼ぎのお話。
ギャグのような設定のお話ですが普通に面白かった。
せっかくなら姉に翻弄され苦労する主人公の話がもっと読みたかった。
それぞれ面白いんだけどまとまりが悪いというか続きがないのがくやしくなる、微妙な読後感。
(いや、面白いからこそ続きがなくて悔しいんですけどね、笑)
<以下余談(愚痴?)>
作者さんの作品を立て続けに読みましたが、話は面白いんですがつっこみどころのある作者さんだなーと感じる。
エンドがエンドっぽくない。
まだ続いても良さそうなのが多い。
(だからこそ続きが余計に欲しくなる!)
作者さん的には続編の構想があるのかな。
短編集もまとまりが微妙。。
預言者の階段に収録の歴史作品と本作の蝉丸シリーズが一緒だったら歴史ものの1冊で良かったのに?と思ってしまった。
そんで本作の表題作を預言者の階段の同時収録にすればBLまでいかないけど現代男性キャラのお話でまとまったのでは?・・・なんて。。
作者さん、あんま後先考えない方なのかな(笑)?
でもなんだか好きになってしまったので作者さんの作品集めてしまってますが(笑)
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